セリエA ローマ

ローマ、寒さで腸に大ダメージ?複数選手が下痢に悩まされた可能性

 チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16シャフタール・ドネツク対ローマが日本時間22日に行われた。

 現地の気温が-7度と極寒の中行われたこの試合。ローマはステファン・エル・シャーラウィがベンチからも外して試合に臨んだ。

 ローマは試合序盤から積極的なプレッシャーでシャフタールDF陣に圧力をかける。しかし、最初に決定機を作ったのはシャフタール。左サイドバックのイスマイリーがオーバーラップから中央にグラウンダーで折り返し。中央に枚数はいたものの、合わせることはできず先制点とはならなかった。

 対するローマは6分に決定機を迎える。アレクサンドル・コラロフのCKを中央にいたエディン・ジェコが左足で合わせるも、アンドリー・ピアトフの好セーブに阻まれ、こちらも先制とはいかなかった。

 ローマの優勢が予想されていたが、シャフタールもサイドからの効果的なオフェンスで一進一退の攻防が続く。ローマはシャフタール右サイドのマルロス・ロメロ・ボンフィムをうまく捕まえることができず、苦しめられる。また、イスマイリーも効果的なオーバーラップでローマの脅威となった。

 シャフタールがシュートまでいけない展開が続いた40分、ローマが試合をうごかす。ゴール中央左よりでディエゴ・ペロッティがドリブルから、中央のジェコにパス。裏へ抜け出した右サイドのジェンギス・ユンデルへとパスを送るとGKにはじかれたものの、ゴールへと押し込んだ。

 その後、シャフタールは反撃を見せれず前半終了。ローマが地力の差を見せつけた前半となった。

 迎えた後半、中々ペースを握れないシャフタールだったが、51分に反撃の狼煙を挙げる。最終ライン、ヤロスラフ・ラキツキーからのロングパスにFWファンクンド・フェレイラが反応。裏へ抜けるとGKとの1対1を冷静に沈め、貴重な同点弾を挙げた。
 
 その後も攻勢を仕掛けるシャフタールは、55分にマルロスがエリア内でこぼれ球を強烈なシュート。しかし、GKアリソン・ベッカーが片手で好セーブを見せ逆転には至らない。

 ローマがユンデルを下げジェルソンを投入した71分、CKからシャフタールが逆転に成功する。MFフレッジが左足を振りぬくと、スピードのあるボールはゴール左隅に吸い込まれた。インテルナシオナル時代の元チームメイト相手に見事な逆転弾となった。

 72分、ローマはアレッサンドロ・フロレンツィを下げ、ブルーノ・ペレスを投入する。フロレンツィは下痢をしていたようだ。-7度という寒さが影響したのだろうか。それでも流れを変えることができないローマは83分、この日存在感のなかったラジャ・ナインゴランを下げて、グレゴワール・デフレルを投入する。この2選手の交代も下痢が影響しているのではないかと言われている。

 その後も下痢の影響か、ローマがペースをつかめないまま試合は終了。ラウンド8進出に向けて、思わぬ形でつまずくことになってしまった。