セリエA インテル

ガラタサライ移籍の長友、ガゼッタが同選手のインテルでの7年間を振り返る

 日本代表DF長友佑都は31日にトルコのガラタサライへのレンタル移籍が決まり、インテルでのキャリアに“ひとまず”終止符を打った。チームメイトやクラブそしてファンに愛された同選手の7年間を1日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が紹介している。

 現インテルの中で最古参だった長友は7年前の2011年1月31にチェゼーナより同クラブに移籍した。合計で210試合の同選手の出場回数はクラブ史上で49番目のものだ。しかし、減る一方の出場機会を求めてガルタサライへの期限付き移籍をきめたのだ。

 『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は同選手のことを近年のクラブ史上もっとも議論の的になった選手の一人だと評した。それは長友のよい面と悪い面が際立っているからに他ならない。

 同紙がいうには長友は「明るく、人として好感が持て、働き者」である。そしてその逆にピッチ上では「時として乱雑で不正確でありそしてパフォーマンスが一定でない」とした。それでも長友は愛され続けた。同選手は「インテルにとって全てであり、そしてその真逆でもあった」のだ。

 長友のその明るいキャラクターはもちろんチームメイトたちにも愛された。特に知られるのは元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノやオランダ代表MFヴェスレイ・スナイデルとの友好関係だ。同選手にとって悪戯をしてふざけあう愛すべき“悪友”たちだ。

 そしてインテルでの生活は友情ばかりではなかった。現在結婚した妻の平愛理にもプロポーズはサンシーロの中でしている。

 しかしピッチ上では悪い思い出も残る。昨年4月30日のナポリ戦でのは決して記憶から消すことができない大きなミスだと『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は書いている。もちろん今季のサンプドリア戦のようにいい試合があったことも忘れてはいない。

 同紙も言及しているように、今年はロシアワールドカップの年だ。それに向け身体的パフォーマンスをあげるためには試合に出場しなくてはいけない。決して長友のインテルの“愛”がなくなったからではない。移籍決断はそのためだ。

 長友の移籍により、イタリアのクラブに在籍する日本人選手はいなくなった。この先、新しい日本人選手がイタリアに移籍するかはわからない。しかしどちらにせよ、長友はファンたちの記憶に残り続けるだろう。