セリエA インテル

ユーベとインテルによるイタリアダービーはドローに。両ストライカーが不発

 セリエA第16節・ユベントス対インテルが日本時間10日未明に行われ、0-0の引き分けに終わっている。

 1位インテルと3位ユベントスが勝ち点2差で迎えたイタリアダービーは、試合開始から両チームの素早いプレッシングにより、少ないタッチ数でボールを回す場面が多くなる。すると8分、ユベントスが最初の決定機を迎える。右サイドからMFフアン・クアドラードがクロスをあげるとこれがファーサイドで待っていたFWマリオ・マンジュキッチにわたり、これをダイレクトで合わせる。このシュートをGKサーミル・ハンダノビッチがセーブするもマンジュキッチはこぼれ球を頭で押し込もうとする。ただこれはインテルの守備陣がクリアし、先制ゴールにはつながらない。

 その後は互いに相手ゴールに迫る場面が少なく、引き締まった展開となる。特に両エースストライカーのFWゴンサロ・イグアイン、FWマウロ・イカルディには対峙する守備陣が全く前を向かせず、ボールを持たせない。36分、ユベントスはワンタッチでのパス回しの中、ペナルティエリア手前で・・が胸で落とすと最後はMFサミ・ケディラがダイレクトでシュートを放つ。ただこれはハンダノビッチが難なくキャッチしている。さらに42分にはカウンターの形からクアドラードがペナルティエリア手前にパスを出し、これを受けたケディラがシュートを狙うもインテル守備陣に阻まれる。そして44分にはクアドラードのクロスにファーサイドのマンジュキッチが頭で合わせるもクロスバーに嫌われる。

 前半終盤にユベントスがやや攻勢に出たものの両チーム無得点で折り返した後半は一転してユベントスが数多くの決定機を作る展開となる。そのユベントスは53分、イグアインが相手を交わしペナルティエリアに侵入。これをインテル守備陣が止めるもこぼれ球を拾ったマンジュキッチがグラウンダーシュートを放つ。これもハンダノビッチ正面に遭う。57分には左サイドからのクロスのセカンドボールを拾ったイグアインがそのままシュートを放つもまたもやハンダノビッチ正面に遭い、得点にはつながらない。60分にはドリブルで仕掛けたクアドラードとイグアインのワンツーから最後はクアドラードがヘディングシュートを放つもハンダノビッチが枠外に弾き出す。インテルも71分に右サイドからのクロスのファーサイドでイカルディがボレーで合わせるもクロスバーの上を超える。

 ユベントスは74分に局面打開を図るべく、FWパウロ・ディバラをピッチに送り出すとさらにポゼッションを握り、攻勢を強める。一方インテルも84分、ブロゾビッチがペナルティエリア手前からグラウンダーの強烈なシュートを放つもゴールマウスのわずか右にそれる。しかし、両チームとも最後まで得点をあげることはできず試合はそのまま0-0で終了。互いに1ポイントを分け合う結果となった。