代表チーム アルゼンチン代表

「試合中にも笑顔は必要だ」。欧州メンタルコーチ第一人者がディバラとCロナを比較

 一流のサッカー選手にとっては、試合中であっても時には笑顔を絶やさないことが重要であるようだ。メンタルトレーニングの欧州第一人者であるダニエレ・ポポリツィオ教授がユベントスのパウロ・ディバラとレアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドを比較し、分析している。

 現在、世界で最も勢いに乗る若手スター選手の一人であるパウロ・ディバラだが、ポポリツィオ教授はメンタルに改善すべき点があると指摘する。5日、イタリア紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』インタビュー内で語った。

 ユベントスは昨年のチャンピオンズリーグ決勝においてレアル・マドリードに敗北している。前半終了時で1-1であった試合がハーフタイムを挟んで試合内容が一変したことをポポリツィオ教授はこう分析する。

「(ユベントスは)前半に自分たちがマドリードと比べて劣っていると思ってしまったのでしょう。それがハーフタイムで考える時間ができたことでさらに拍車がかかってしまった」

 さらに同教授は若くして攻撃陣の要であるディバラに関しては、3ヶ月もあれば現在の限界点を越えさらに素晴らしい選手になるだろうと語った。それでも、同選手とマドリードのクリスティアーノ・ロナウドのメンタル面を比較し改良すべき点を指摘している。

「試合中に彼(ディバラ)はあまり笑顔を見せない。なぜならこれは彼にとってマドリード戦であろうと、ぺスカーラ戦であろうと最重要試合であるからだ。偉大な選手達はむしろ身体的そして精神的エネルギーを上手に配分し必要時に最高のパフォーマンスをする。その参考にすべきはいつも“決勝を支配する”クリスティアーノ・ロナウドだ。彼は世界一の選手だと思う」