パリ・サンジェルマン マンチェスター・ユナイテッド

世界で最も“大金を動かした男”たち。サッカー史、累積移籍金トップ10

6位:エルナン・クレスポ(1億138万ポンド)

チェルシー時代のエルナン・クレスポ 写真提供:Getty Images

名前:エルナン・ホルヘ・クレスポ
年齢:42(2012年2月2日 現役引退)
移籍回数(移籍金発生時のみ):4
主な移籍
・パルマ⇒ラツィオ(2000年7月11日 4675万ポンド)
・ラツィオ⇒インテル(2002年8月31日 3060万ポンド)
・インテル⇒チェルシー(2003年8月26日 2063万ポンド)

 2000年代のセリエA黄金期を代表するストライカーであるクレスポはパルマで1998/1999シーズンにUEFAカップを制覇すると、当時セリエA史上最高額となる約66億円でラツィオに加入。しかしラツィオが多額の負債を抱えていたことを受けて約25億円+ベルナルド・コッラーディ譲渡という条件でインテルに移籍するも思うような結果を残せず、わずか1年でチェルシーに放出される。その後はミランへのレンタル移籍やインテルへの帰還などを経て2012年にパルマで現役引退を終えている。

5位:二コラ・アネルカ(1億826万ポンド)

チェルシー時代の二コラ・アネルカ 写真提供:Getty Images

名前:二コラ・セバスティアン・アネルカ
年齢:38(2016年1月1日 現役引退)
移籍回数(移籍金発生時のみ):8
主な移籍
・アーセナル⇒レアル・マドリード(1999年7月1日 2975万ポンド)
・レアル・マドリード⇒パリ・サンジェルマン(2000年7月1日 2933万ポンド)
・パリ・サンジェルマン⇒マンチェスター・シティ(2002年7月1日 1275万ポンド)
・マンチェスター・シティ⇒フェネルバフチェ(2005年1月23日 910万ポンド)
・フェネルバフチェ⇒ボルトン(2006年8月25日 1020万ポンド)
・ボルトン⇒チェルシー(2008年1月11日 1530万ポンド)

 PSGの下部組織出身で17歳にしてアーセナルに引き抜かれたアネルカだったが、約41億円でマドリードへの移籍を決断すると、ここからコミュニケーションの面においてアネルカの抱える問題が表面化し、マスコミの標的にされることが多くなる。マドリードで全くチームに馴染めず、わずか1年で再びPSGに戻り、その後はリバプールやシティでなどで過ごして2005年にフェネルバフチェへ完全移籍。するとトルコの地で本来のパフォーマンスを取り戻しフランス代表に復帰、2006年夏にプレミア帰還を果たす。チェルシーには5年在籍し、プレミア制覇に貢献したものの2011/2012シーズンを最後に退団。以降は中国やユベントスなどクラブを転々とし、2016年にインドでキャリアを終えている。

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