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サッカー界で最もスキャンダラスな代理人、ミノ・ライオラとは何者か。生い立ち、過去のビッグディールを解説【TRIBE SCOUT】

ポール・ポグバ(当時23歳)

ポール・ポグバ 写真提供:Getty Images

移籍時期:2016年夏
クラブ:ユベントス⇒マンチェスター・ユナイテッド
移籍金:8900万ポンド(約132億円)

 ポグバは2011/2012シーズン終了後、ユナイテッドからユベントスにフリーで移籍。すぐさまチームの主力となると、市場価格も高騰。2015/2016シーズン終了後に史上最高額となる8900万ポンドでユナイテッド復帰を果たした。またこの取引でライオラ氏が4500万ポンド(約60億円)にものぼる莫大な仲介手数料を受け取ったとされている。

ヘンリク・ムヒタリアン(当時27歳)

ヘンリク・ムヒタリアン 写真提供:Getty Images

移籍時期:2016年夏
クラブ:ドルトムント⇒マンチェスター・ユナイテッド
移籍金:2600万ポンド(約34億円)

 ムヒタリアンは2017年までとなっていたドルトムントとの契約延長を拒否すると、さらには練習参加を拒否するとトゥヘル監督を脅し、移籍を容認するようクラブへ圧力をかける。ユナイテッド加入後はサラリー面ではなく、純粋なステップアップのために移籍を決断したとコメントしている。

ズラタン・イブラヒモビッチ

ズラタン・イブラヒモビッチ 写真提供:Getty Images

移籍時期:2006年夏
クラブ:ユベントス⇒インテル
移籍金:移籍金:2100万ポンド(約37億円)

 イブラヒモビッチは2004年にアヤックスから1400万ポンド(約26億円)でユベントスへ加入。しかしユベントスがカルチョポリによってセリエBへの降格を余儀なくされたため、宿敵インテルへの移籍を決断した。

移籍時期:2009年夏
クラブ:インテル⇒バルセロナ
移籍金:5900万ポンド(約84億円)

 イブラヒモビッチは2009年のシーズン終了後に「セリエAでやることはない」と発言。同年にバルセロナに加入を果たす。本人もバルセロナで長くプレーすることを望んでいたものの、グアルディオラ監督との確執が表面化。わずか1年でスペインを去ることになり、2000万ポンド(約28億円)の買取オプション付きのレンタル移籍でミランに加入した。ミラン移籍の際にはライオラ氏があえて「レアル・マドリード移籍」の噂を流し、宿敵への移籍を拒否したかったバルセロナが格安の移籍金で手放したとみられている。

マリオ・バロテッリ(当時19歳)

マリオ・バロテッリ 写真提供:Getty Images

移籍時期:2010年夏
クラブ:インテル⇒マンチェスター・シティ
移籍金:2500万ポンド(約35億円)

 インテル在籍時に問題行動が目立っていたバロテッリは19歳にしてプレミアリーグへ初挑戦。しかしイングランドでも素行面での問題は改善せず、ロベルト・マンチーニ監督から激怒されることが目立ち、マスコミもバロテッリの言動をさらに過剰報道するようになった。

パベル・ネドベド(当時27歳)

パベル・ネドベド 写真提供:Getty Images

移籍時期:2001年夏
クラブ:ラツィオ⇒ユベントス
移籍金:3500万ポンド(約43億円)

 ネドベドは1996年にスパルタ・プラハから300万ポンドでラツィオに加入すると、1999/2000シーズンのセリエAとコッパイタリアの2冠達成に大きく貢献。しかし2年後にクラブが巨額負債を抱えていることが発覚。主力選手売却を余儀なくされ、ネドベドも放出対象となってしまった。

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