【ユース五輪】次は世界王者に……木暮賢一郎監督「これは日本のフットサル界全体の銀メダル」

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[10.17 第3回ユースオリンピック決勝 U-18女子日本 1-4 U-18女子ポルトガル Main Futsal ]
第3回ユースオリンピックの女子フットサルが18日に行われ、決勝ではU-18フットサル女子日本代表とU-18フットサルポルトガル代表が対戦した。日本は惜しくも1-4で敗れたが、初めてフットサルが競技化されたユースオリンピックで銀メダルを獲得した。

チームを率いて世界一にあと一歩まで迫った木暮賢一郎監督は、「またみんなでこの悔しい思いを返していきたい」と、あらためて自身がずっと持ち続けている目標への決意を口にした。

以下、決勝後の木暮賢一郎監督のコメント
――試合の総括をお願いします。
木暮 もちろん金メダルとか、タイトルのかかった中でのゲームでした。立ち上がり、本気のポルトガルに対抗できたかというと、少し雰囲気にのまれた部分と、自分たちのやりたいことが出せなかった。また、ポルトガルが出させないように、本当にギアを上げていました。非常に難しい展開になった印象はありますが、彼女たちは本当によくやってくれたと思いますし、どういう結果にかかわらず、胸を張れる戦いを40分やってくれたと思います。

――日本フットサル界にとって、史上初の偉業です。この銀メダルを誰に、なんて言う言葉とともに捧げたいですか?
木暮 僕は女子の代表監督を引き受けて、まだ1年も経っていません。現在は男子の日本代表の活動にも携わっていますが、自分自身、選手としては3回のW杯に出ています。誰かにというよりは、この長いフットサル人生を一緒に戦ってきたチームメイトであったり、僕より前にやってきた先輩であったり、多くの指導者であったり、関係者であったり。日本のフットサルファミリーが長年、一歩ずつ前に進んで、助け合ってやってきたものの一つの成果として、女子のこのカテゴリーで初めてメダルを獲得できたというか、決勝まで行くことができたと自分では思っています。日本のフットサル界全体のメダルだと思っていますし、またみんなでこの悔しい思いを返していきたい。カテゴリーを抜きでいえば、いま日本は世界で2位というところまで来たので、あとは世界チャンピオンです。これまで間近に感じられなかった距離感にいることをアピールというか、伝えることができたと思います。多くの人も応援してくれましたし、日本のフットサル界全体の銀メダルじゃないかなと思っています。

――最後に今大会で一番印象に残っていることを教えてください。
木暮 彼女たちの笑顔ですかね。