
中国1部・上海申花は、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のラウンド16で、川崎フロンターレに2試合合計スコア1-4で敗北。山東泰山のACLE途中撤退が、ヴィッセル神戸のベスト16敗退という結果に間接的に影響を与えているが、神戸敗退の裏で中国勢がAFC主催大会の出場枠を減らしている。
サッカー専門サイト『FootyRankings』では3月12日、ACLEラウンド16・ACL2準々決勝までの結果を受けたAFCランキングを掲載。これによると、タイはブリーラム・ユナイテッドのACLEベスト8進出もあり、ランキングポイントで54.873と中国を上回り3位に浮上。2026/27シーズンのACLE出場枠「3」(うち1はプレーオフ出場枠)、ACL2出場枠「1」(プレーオフ出場枠ゼロ)と、現行よりも増えるという。
一方の中国は、ACLEリーグステージにおける山東の試合結果がすべて無効となったほか、ACLEラウンド16、ACL2準々決勝までに全クラブが敗退したこともあり、4位に後退。2026/27シーズンのACLE出場枠「2」(うち1はプレーオフ出場枠)、ACL2出場枠「1」(プレーオフ出場枠ゼロ)と、AFC主催大会への出場クラブ数減少が決定的だ。
また日本は依然として首位をキープしており、2026/27シーズンのACLE出場枠「3」、ACL2出場枠「1」(いずれもプレーオフ出場枠ゼロ)を確保する見込み。ACLE準々決勝以降における横浜FM、川崎の結果次第では、さらにランキングポイントが加算される可能性もある。
なおAFCはACLEリーグステージ最終節の蔚山HD(韓国1部)戦を棄権し、同大会から撤退した山東に対して、少なくとも1シーズンのAFC主催大会参加禁止という処分を科すとのこと。中国クラブの出場枠減少という観点からも、山東が同国サッカー界に与えた悪影響は計り知れない。
コメントランキング