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セルティック旗手怜央は日本代表招集前に「叩かれている」森保監督に批判も

旗手怜央 写真:Getty Images

 セルティック所属MF旗手怜央は、9月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で日本代表に招集されたものの、2試合ともにベンチ外。10月の最終予選に向けての代表メンバー発表を前に不安を抱えているという。

 FW前田大然、FW古橋亨梧らとともに主力選手としてセルティックを支えている旗手。今季もここまでリーグ戦5試合の出場で2ゴールを挙げているほか、9月18日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節では、前田のゴールをアシスト。22日のリーグカップ戦では同点ゴールを演出するなど、存在感を発揮している。

 しかし、セルティックの専門サイト『67 Hail Hail』は25日に「セルティックの“新戦力”が旗手を叩いている」として、中盤の陣容を分析。今季開幕前にMFマット・オライリーが退団したとはいえ、昨季まで出番の少なかったMFパウロ・ベルナルドが台頭している現状を伝えるとともに、「彼は旗手の代わりにプレーする準備ができている」などとポジション奪取の可能性に触れている。

 セルティックでポジション争いに巻き込まれる可能性のある旗手だが、日本代表での序列は低い。9月開催の中国戦、バーレーン戦ではいずれもベンチ外となったが、森保監督の起用法には賛否含めて様々な意見が挙がっている。

 それだけに『67 Hail Hail』は「旗手は代表チームのトレーニングで、ボランチとしてプレーする機会が多い。守備的MFとして考えているなばら、森保監督は旗手の強みを把握していない」と批判。攻撃的MFとしての起用を求めているが、同ポジションではMF鎌田大地(クリスタル・パレス)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF南野拓実(ASモナコ)との競争を強いられることになる。

 サウジアラビア、オーストラリア戦に向けてのメンバー発表を10月はじめに控えるなか、旗手は代表での序列アップにくわえて、セルティックでの好調キープが求められる。