日本代表MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)をはじめ、イングランド2部所属クラブへ移籍する日本人選手は増加。町田ゼルビアからブリストル・シティへ完全移籍のFW平河悠などJリーガーによる海外挑戦先として定着しつつあるなか、サンフレッチェ広島からブラックバーンへ完全移籍したFW大橋祐紀の市場価値が大幅にアップ。同選手はFW町野修斗(ホルシュタイン・キール)らとともに、日本代表招集候補として評価されている。
イングランド2部では、DF橋岡大樹(ルートン・タウン)、MF坂元達裕(コベントリー・シティ)、パリ五輪U23日本代表FW斉藤光毅(QPR)、DF角田涼太朗(カーディフ・シティ)、MF瀬古樹(ストーク・シティ)、田中、平河、大橋と日本人選手8名がプレー。このうち、大橋はリーグ戦6試合で4ゴールを挙げるなど、新天地で早くもレギュラーに定着。10月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選での日本代表初招集も期待されている。
ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』は24日、イングランド2部リーグでプレーする一部選手の市場価値を更新。これによると、大橋は移籍前の2024年6月12日の時点で90万ユーロ(約1億4000万円)だったが、ブラックバーンでのゴール量産により150万ユーロ(約2億4000万円)まで上昇したという。
一方で、フォルトゥナ・デュッセルドルフからリーズへ完全移籍した田中は、2024年6月の400万ユーロ(約5億9000万円)から更新されず。プレミアリーグから降格もルートンに残留した日本代表DF橋岡大樹は、2024年5月27日の200万ユーロ(約2億9000万円)から更新されていない。
なお英紙『ランカシャー・テレグラフ』が7月25日に伝えたところによると、大橋の獲得でブラックバーンが広島に支払った移籍金は「6桁(100万ポンド:約2億円未満)」であるとのこと。広島との契約を2025シーズン終了後まで残していたとみられるだけに、日本のサッカーファンからは「移籍金が安すぎる」といった意見が飛んでいた。ブラックバーンでの活躍ぶりを踏まえると、現在の同選手には移籍金以上の価値があると考えられる。
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