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古橋亨梧がW杯最終予選・日本代表に招集?森保監督が注目発言

古橋亨梧 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本人選手では、2024年9月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選でFW前田大然とMF旗手怜央が日本代表に招集された一方、FW古橋亨梧は選外に。しかし現地メディアは森保一監督のコメントをもとに、古橋の代表復帰の可能性を見出している。

 依然としてマンチェスター・シティ移籍の可能性が報じられている古橋。今季はここまでリーグ戦5試合の出場で1ゴール1アシストを挙げているほか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)初戦ではスロヴァン・ブラチスラヴァ相手に1ゴールをマーク。ただ一方で3度の決定機でゴールを決められず、サッカー専門サイト『Sofa Score』で10点満点中「6.1」と、ブラチスラヴァ戦出場選手で最も低い評価を与えられていた。

 またポジション争いのライバルであるFWアダム・イダが、ブラチスラヴァ戦で1ゴールを挙げると、22日のスコットランドリーグカップ戦で2ゴールを奪取。ここにきて調子を上げているだけに、セルティックの専門サイト『67 Hail Hail』は「ブレンダン・ロジャーズ監督はこの先、前線中央でイダを優先的に起用するかもしれない」と、古橋のスタメン落ちを予想している。

 それでも英メディア『グラスゴー・ワールド』は24日に「欧州カップ戦における古橋のパフォーマンスを、日本代表監督が監視している」とリポート。記事では「前田は代表チームの常連だが、古橋は旗手とともに代表チームでの地位を保つためにより厳しい戦いを強いられている」と綴られているが、森保監督は古橋をはじめCLでプレーする日本人選手について以下のように語ったという。

 「CLでプレーする選手は12人。これは我々にとって過去最多で、日本人選手のレベルはさらに向上したと感じている。先週の対戦相手のレベルがすべてではないが、CLでのパフォーマンスは間違いなく(代表選考の)基準に含まれる。私はCL優勝を目指すクラブに対して、どれだけ良いパフォーマンスを発揮できるか注目している」

 セルティックは10月2日開催のCL第2節で、2023/24シーズンのファイナリストであるボルシア・ドルトムントと激突。日本代表のメンバー発表が10月はじめの見込みであり、この一戦がメンバー選考する上での判断材料に含まれるか微妙であるが、古橋としては11月開催の最終予選も見据えた上で、ドルトムント戦でアピールしたいところだ。