名古屋グランパス所属FWパトリックは、8月7日の京都サンガ戦でJ1通算100ゴールを達成。歴史的偉業を成し遂げた時の心境や、日本に対する特別な思いを語ったほか、長男のフェリペ君の将来に期待を寄せている。
2013年の川崎フロンターレ加入以降、ヴァンフォーレ甲府、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島、京都サンガを渡り歩いてきたパトリック。インターネット動画配信サービス『DAZN』で8月26日配信開始の「やべっちスタジアム」にVTR出演すると、記録到達時の気持ちを以下のように語っている。
「チームメイトが『Jリーグの歴史的記録だ』と祝福してくれて、対戦した京都サンガや東京ヴェルディの選手たちも『おめでとう』と言ってくれた。自分のチームだけでなく、他のチームからも愛されていると感じてとても嬉しい」
今季で12年目を迎えているパトリックだが、J1通算321試合出場と今もなお実績を積み重ねるなか、日本でずっとプレーしている理由を訊かれると、「チームメイトや日本のみんなに歓迎されて、ずっと日本に居続けたいと思ったんだ」と説明。
現在、名古屋のU15チームでプレーしているフェリペ君の今後について「フェリペはいつもゴールを決めるから、僕から厳しいことを言えない時もあるんだ。僕と同じくフィジカルに恵まれているし、サッカーを学ぶのに素晴らしい国にいる。だから、フェリペは僕よりずっと素晴らしい選手になるよ」とさらなる成長を確信している。
そんなパトリックは2021年10月、ブラジルメディア『バンドスポーツ』のインタビューで「日本代表は(ストライカーの)ポジションが欠けていますし、僕が帰化を望んでいることを代表監督は認識していますよ」とサムライブルーへの思いを告白。Xでも複数回にわたり日本代表入りへのアピール投稿により注目を集めていた。
現在36歳と、パトリック本人の代表入りは厳しいが、「5年以上つづけて日本に住所を有すること」をはじめすべての帰化条件を満たす可能性は高い。父親よりも能力が高いというフェリペ君の、将来的な日本代表入りも期待できそうだ。
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