かつて川崎フロンターレに在籍していた元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、今年7月にブラジル2部コリチーバを退団。一部でJリーグ復帰を期待する声が挙がる中、同選手の去就を巡り新たな動きがあるようだ。
ロンドン五輪のブラジル代表メンバーであるダミアンは、サントスやSCインテルナシオナルなどブラジル国内の複数クラブに在籍したほか、2019年から5シーズンにわたり川崎でプレー。2021シーズンには23ゴールでJ1得点王に輝くなど、J1優勝の原動力となっていたが、翌2022シーズンから出場機会が減少。コンディション不良に悩まされると、2023シーズンもリーグ戦12試合の出場で3ゴール1アシストと結果を残せず、同シーズン限りでチームを離れた。
そして川崎退団後は、Jリーグ他クラブからの関心が報じられる中、今年2月にコリチーバへ加入。完全復活が期待されたが、2024シーズンのブラジル2部リーグ戦でスタメン出場10試合も1ゴールと結果を残せなかった。
ダミアンの去就を巡っては、コリチーバ退団直前の先月17日に、ブラジルメディア『Revista Colorada』が代理人の話として「数日以内の選手本人と会い、今後について話し合う予定だ。オファーは届いていない」と伝えていた。
しかし、同メディアは31日になって「ダミアンはインテルナシオナル復帰を望んでいる。コリチーバ退団後、リオグランデ・ド・スル州のポルト・アレグレでトレーニングに励んでいる」と、選手サイドからインテルナシオナルへ逆オファーがあった可能性をリポート。これによると、インテルナシオナルが元アルゼンチン代表FWルーカス・アラリオの退団を進める一方、ダミアンは低年俸で2024シーズン終了後までの短期契約でも復帰する意向を変えないとのこと。アラリオの去就次第では、今後選手サイドとクラブによる交渉が進展する可能性もあるという。
川崎退団後、浦和レッズや北海道コンサドーレ札幌、横浜FC、中国1部・上海海港の公式インスタグラムアカウントをフォローしていたダミアン。当時、Jリーグクラブへの売り込みという憶測が飛び交っていたが、この夏の移籍期間でそのような動きは見られない。
コメントランキング