デンマーク1部オーデンセBK所属のタイ代表DFニコラス・ミケルソンに、Jリーグ移籍の可能性が浮上。右サイドバックを本職とする選手であるだけに、元日本代表DF酒井宏樹の後釜として浦和レッズへ加入する可能性も考えられる。
ノルウェー人の父とタイ人の母の間に生まれた同選手は、身長180cm近くで右利きのサイドバック。ノルウェー国内の複数クラブを経て、2021年8月にノルウェー1部ストレームスゴトセトからオーデンセBKへ移籍している。そのオーデンセBKでは、加入1年目から右サイドバックのレギュラーに定着。ただ2023/24シーズンは、リーグ戦・プレーオフあわせて15試合のスタメン出場にとどまったほか、先月中旬以降は今季最終戦までの全3試合でベンチ外だった。
序列低下の印象を拭えないまま、シーズンを終えたミケルソン。タイメディア『Bebangpakong』が今月20日に伝えたところによると、ミケルソンのもとにはJ1所属クラブからオファーが届いているとのこと。ドイツ発の移籍専門サイト『トランスファーマルクト』の情報では、同選手とオーデンセBKの契約が2025年6月まで残っているため、移籍金発生のケースも想定される。
右サイドバックが補強ポイントであるJ1所属クラブには、浦和が該当するかもしれない。浦和の右サイドバックはキャプテンの酒井が担っているが、同選手には海外移籍の可能性が。オーストラリア人の元サッカー選手であるアンディ・ハーパー氏は今月11日、北中米W杯アジア2次予選・オーストラリア対パレスチナの解説を担当した際に「酒井はこの夏にオークランドFCと契約を結ぶ」と暴露。日本の一部メディアも、豪州1部新規参入クラブであるオークランド移籍に向けての交渉を報じているだけに、浦和がミケルソンの獲得に動いている可能性も考えられる。
なお、現在24歳ミケルソンはノルウェーの年代別代表でプレーも、昨年3月25日の国際親善試合シリア戦でタイ代表デビュー。今年1月開催のAFCアジアカップに参戦したほか、FIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選でも2試合に出場している。
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