MF久保建英(レアル・ソシエダ)、DF冨安健洋(アーセナル)、DF中山雄太(ハダースフィールド・タウン)と負傷者が相次いでいる日本代表。今月14日に北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦の代表メンバー発表を控える中、今季絶望であるMF三笘薫(ブライトン)の代役に、MF相馬勇紀(カーザ・ピアAC)が浮上。代表OBの田中マルクス闘莉王氏も同選手の代表復帰を推しているようだ。
カタールW杯以降、日本代表の左サイドハーフでレギュラーに定着していた三笘だが、先月18日開催のプレミアリーグ(イングランド1部)シェフィールド・ユナイテッド戦で悪質なタックルを受けて負傷。2,3カ月程度の離脱が見込まれており、北朝鮮戦の欠場にくわえて今年6月に控えるミャンマー戦、シリア戦の出場も微妙だ。
その左サイドハーフでは、今年1月1日開催の国際親善試合タイ戦でMF奥抜侃志(ニュルンベルク)がスタメン出場もアピールに失敗。AFCアジアカップでは三笘の状態が万全でない中、森保一監督はFW中村敬斗(スタッド・ランス)やMF南野拓実(ASモナコ)をスタメン起用。右サイドを本職とするFW伊東純也(スタッド・ランス)を後半途中で左サイドに回すケースも見られた。
アジアカップで代表選外の相馬だが、所属先のカーザ・ピアACでは主力選手として活躍。先月中旬以降は4試合連続ベンチスタートだが、それでも今月8日のリーグ戦で今季2ゴール目をマークするなど、調子を上げている。それだけにネット上では「三笘の代わりに相馬は?」「森保監督は相馬を招集すべき」などと、相馬招集待望論が湧き起こっている。
また闘莉王氏はアジアカップ開催期間中、伊東の左サイド起用が愚策だと森保監督を批判。三笘の穴を埋めるだけの選手が不在という状況の中、イラク戦後に自身のYouTubeチャンネル『闘莉王TV』を通じて「左サイドの選手がどういうポジションを取るのかが、日本の一番大事なポイント。相馬がいたら使うべきだった」と、名古屋からカーザ・ピアACへ期限付き移籍中であるサイドアタッカーの名前を挙げていた。
個人能力の高い三笘、伊東の両選手を北朝鮮戦で欠く可能性が高い森保ジャパン。代表チームの最大の強みである2選手が不在となる場合に、誰がアピールチャンスを掴むか注目が集まる。
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