かつてガンバ大阪でプレーしていたMFマテウス・ジェズスは、すでにV・ファーレン長崎と2024シーズンの契約を更新しているが、ここに来てブラジル復帰の可能性が浮上。ブラジルメディア『グローボ』が2月8日、同選手の去就について報じている。
現在26歳のマテウスは、中盤を本職とするレフティー。2019年にブラジル1部コリンチャンスでファビオ・カリーレ監督の指導を受けていたほか、コリンチャンスからブラジル2部ポンチ・プレッタへ期限付き移籍中の2022シーズンには、ドーピング違反によりリーグ戦全試合でメンバー外。2023年8月にポンチ・プレッタへの期限付き移籍打ち切りが決まると、直後に長崎加入が正式決定。『グローボ』は、同選手が長崎と2025シーズン終了後までの複数年契約締結で合意と報じていた。
長崎加入後はリーグ戦12試合の出場で1ゴール4アシストと、結果を残していたマテウス。2024シーズンも必要不可欠な戦力として期待されているが、ブラジル2部パイサンドゥSCが同選手の獲得に興味を示しているという。
『グローボ』によると、パイサンドゥSCのエリオ・ドス・アンジョス監督は今月8日の会見で「うまくいけば、3月までに攻撃的な特徴を持った選手を獲得できるだろう。マテウスはチーム全体のレベルを引き上げてくれるだろう。ナウチコやポンチ・プレッタを率いていた時に、彼を指導していたんだ」と、教え子獲得の可能性を示唆した模様。
ただ一方で、同監督は長崎とのクラブ間交渉が難航すると予想。「契約解除するのも、向こうのクラブが年俸の一部を支払うのも簡単ではないし、クラブが彼を手放すかどうかも分からない」と、マテウス獲得を狙う上でパイサンドゥSCの支出を抑えることが厳しいとの見方を示している。
なおパイサンドゥSCは2023シーズンのブラジル3部リーグで7位に食い込み、プレーオフを2位で終了。2部昇格を勝ち取ると、かつて鹿島アントラーズやFC東京でプレーしていたブラジル人MFレアンドロを昨年12月に獲得している。
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