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FC東京の来季ダイナミックプライシング撤廃に反響「札幌も続いて」と待望論も

FC東京のゴール裏 写真:Getty Images

 FC東京は今月3日に明治安田生命J1リーグ最終節の湘南ベルマーレ戦を控える中、1日に2024シーズンの席割やチケット販売価格を公式発表。今季の一部ホームゲームで試験導入されていた価格変動制「ダイナミックプライシング」の撤廃に、ファン・サポーターから賛同の声が沸き起こっている。

 クラブは今年7月に「ファン・サポーターのみなさまの需要に応じた適正価格にてチケット価格を設定することで、より多くのお客様にご来場いただくこと」と目的として、9月3日開催のJ1第26節アビスパ福岡戦をはじめホームゲーム3試合でダイナミックプライシングの試験導入。

 ただ福岡戦では、当日券でホーム自由席など一部席種を除いて5000円以上(大人1名)という価格設定にX(旧ツイッター上)では驚きの声が。中には「高すぎる…」「ダイナミックプライシングやめた方がいい」「新規サポなんて来ない」といった厳しい意見もあった。

 ダイナミックプライシングを巡り議論が白熱していた中、FC東京は2024シーズンホームゲームのチケット価格について「2023シーズン中にダイナミックプライシングを試験導入させていただきましたが2024シーズンについては導入せず、1試合を通じた中での販売価格は前売・当日のみの変動となります」とアナウンス。対戦相手や時期などによって、2パターンの価格帯を使い分けるとしている。

 この発表にX上では「ダイナミックプライシングやめたのは英断」「値上げでもダイナミックプライシング廃止すべきだったから良かった」「評価できる」「対戦相手によって価格を変えるのも賛成」などと、クラブの判断を支持する声が多数殺到。「他のクラブもダイナミックプライシングやめてほしい」「コンサドーレも続いてほしいなあ」と、他クラブのチケット販売に言及するファン・サポーターもいる。

 Jリーグクラブでは、北海道コンサドーレ札幌が新型コロナ感染拡大の影響を受けて、2020シーズンの公式戦2試合でダイナミックプライシングによるチケット販売を試験導入。2021、2022シーズンでも同システムによるチケット販売を実施した上で、今季から全試合で導入。今季ホーム最終戦の浦和レッズ戦では、元日本代表MF小野伸二の現役ラストマッチということもあり、アウェイ席が大人1名あたり8050円にまで跳ね上がっている。