レアル・マドリードのスペイン人FWルーカス・バスケスは今夏退団が噂されているが、ここにきて契約延長で合意に至る可能性が浮上しているようだ。29日、スペイン紙『アス』が報じている。
現在29歳のルーカス・バスケスはレアル・マドリードの下部組織出身であり、一度エスパニョールへ完全移籍により加入したものの、2015年夏にレアル・マドリードに復帰。バックアッパーという立場でありながらもこれまでUEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめ多くのタイトル獲得を成し遂げている。同選手は今季ここまで公式戦30試合に先発メンバーに名を連ねている一方で右サイドバックとして出場する機会が増加。しかし、今月10日に行われたバルセロナとのクラシコで負傷したことにより一足早くシーズンを終えている。
ルーカス・バスケスとレアル・マドリードの契約期間は今年6月までとなっているが、両者は現時点で新契約締結で合意に至っていない。また、先月にはバイエルン・ミュンヘンが同選手獲得にむけて代理人との交渉を開始したと報じられると、ミランも獲得に関心を示していると伝えられていた。
しかし、レアル・マドリード首脳陣は新契約のオファーにおける年俸額を選手サイドが要求していた500万ユーロ(約6億3000万円)まで引き上げることを決断した模様。これにより、周囲ではルーカス・バスケスが一転してクラブにとどまるという見方が広まっているようだ。
なお、本人は先月上旬に開催されたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝・リバプール戦1stレグの試合後のメディアインタビューにおいてレアル・マドリード残留を望んでいることを明かしていた。
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