
MF伊東純也(ゲンク/ベルギー・プロリーグ)
開幕4戦“フル出場”のタフネスぶり!今季初得点で期待に応えた
8月28日:ベルギーリーグ第4節/ゲンク vs ワースラント・ベフェレン/セゲカ・アレーナ(ホーム)
ゲンクの背番号10を背負う伊東。スピードとドリブル、鋭いカットイン、質の高いクロスを武器に右サイドを主戦場とする。ランス時代を経て古巣ゲンクに復帰後も主力を務め、今季も開幕から4試合連続先発出場を続け、第3節のアントワープ戦で後半45分に交代したのみで、ほぼ全試合“フル出場”を続けている。
8月28日のベフェレン戦では右ウイングで先発。前半19分、敵陣でのハイプレスから相手のパスミスを素早く奪い、ペナルティエリア内へ侵入。右足でコントロールした後、左足で狙い澄ましたグラウンダーのシュートをゴール左隅に流し込み、今季初ゴールを記録。利き足とは逆足での冷静なフィニッシュは現地メディアからも「左足も凄い」「イナズマの動き」と称賛を集め、4-0の完勝に大きく貢献。33歳を迎えても全く衰えを見せない突破力と決定力で、チームの攻撃を牽引している。

MF瀬川祐輔(柏レイソル/J1リーグ)
全て途中出場で3戦連発!レイソル快進撃の裏にこの男あり
8月29日:J1第4節/清水エスパルス vs 柏レイソル/IAIスタジアム日本平(アウェー)
群馬、大宮、柏、湘南、川崎を経て2025シーズンに柏へ復帰した瀬川。32歳になったが、170センチの小柄な体格ながら、鋭い動き出しと決定力を兼ね備えるユーティリティプレーヤーだ。今季は開幕からスーパーサブとして大活躍。全て途中出場ながら公式戦3戦連発を達成した。
特に8月21日の長崎戦では後半途中投入後、同点アシストに続いて逆転ゴールを決め、連勝に貢献。1トップとして先発した8月26日の天皇杯2回戦・専修大学戦(2-1)でも先制点を挙げ、8月29日の清水戦(1-0)では値千金の決勝点をマーク。FW垣田裕暉、FW細谷真大、MF山内日向汰、MF小泉佳穂に加え、町田からFW藤尾翔太も加入し、攻撃陣の層の厚さはJ1屈指のレイソルにあって、その快進撃を支える「ジョーカー」として、限られた出場時間で結果を出し続ける勝負強さが際立っている。
MF村越凱光(テゲバジャーロ宮崎/J2リーグ)
早くも“月間ベストゴール”の声も出た超美技
8月29日:J2第4節/ベガルタ仙台 vs テゲバジャーロ宮崎/ユアテックスタジアム仙台(アウェー)
J2リーグ第4節終了時点で2分け2敗の勝ち点2で19位と、なかなか本調子の出ない宮崎。この仙台戦も2-4で敗れた。それでも前半15分、DF下川陽太のロングボールに反応して背後を取り、巧みなファーストタッチで収めると、左足でボールを浮かせてDFの逆を突く。そのまま落とさず左足アウトサイドでシュート。右ポストを叩いてネットを揺らす同点弾は、トラップからフィニッシュまでの一連の個人技が圧巻で、Jリーグ公式Xでも公開され、「月間ベストゴール級」と絶賛された。
福岡県の飯塚高校から2020年、松本山雅に入団し、2022年にはJFLラインメール青森への期限付き移籍を経て、2023年にようやくJ初ゴールを決めた苦労人でもある。2026/27シーズンを前に宮崎へ完全移籍。167センチ・64キロと小柄だが、技術が光る左利きの24歳MFだ。この得点で宮崎のサポーターに自身の存在を強く印象付けた。

FW後藤啓介(フライブルク/ブンデスリーガ1部)
移籍後2戦連発でポテンシャルを証明
8月27日:UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ予選プレーオフ第2戦/フライブルク vs マザーウェル/オイローパ=パルク・シュタディオン(ホーム)
FW鈴木唯人、GK長田澪も先発出場したマザーウェル(スコットランド)とのECLプレーオフ。アウェーの第1戦では途中出場し、CKに191cmの長身を生かした打点の高いヘディングで合わせて移籍後初ゴールを記録し、チームを3-1の勝利に導いた。続くホームの第2戦でも後半22分に投入されると、後半40分にはペナルティエリア内でこぼれ球を左足で叩き込み、デビューから2試合連続ゴール。チームのカンファレンスリーグ本大会出場に大きく貢献した(4-1/合計スコア7-2)。
現地メディアからは「切り札が再び仕事をした」と高評価を得た。ゴールだけでなく攻守に関わり続ける姿勢を求められ、「点を取れさえすればいいわけじゃない」と語る成長意欲も彼の持ち味だ。しばらくは“スーパーサブ”としての起用になるだろうが、ブンデスでのさらなる活躍に注目だ。
FW篠田大輝(ガイナーレ鳥取/J3リーグ)
格上撃破の原動力となったゴールへの嗅覚
8月26日:天皇杯2回戦/名古屋グランパス vs ガイナーレ鳥取/豊田スタジアム(アウェー)
2026シーズンに新加入したばかりの大卒ルーキーの篠田。173センチ・72キロとFWとしては決してフィジカルに恵まれているわけではないが、シュートとドリブル、前への推進力を武器とする23歳だ。J1名古屋戦では、1-0のビハインドから後半19分に投入されると、後半35分に裏抜けから1点目、後半41分には相手GKがファンブルしたところにスライディングで2点目と立て続けにゴールを奪い、格上相手に逆転勝利(3-1)を呼び込んだ。加入時から「1日でも早くピッチに立ち勝利に貢献したい」と語っていた言葉通り、大舞台で結果を出した。
DF杉岡大暉(柏レイソル)やDF蓮川壮大(清水エスパルス)など多くのJリーガーを輩出した埼玉県八潮市の街クラブの「レジスタFC」でサッカーを始め、浦和レッズジュニアユース、昌平高校、日本体育大学を経てプロ入りを果たした好素材だ。2026シーズン前半のJ2・J3百年構想リーグでプロ初得点を記録し、2026/27のJ3リーグでも開幕3試合でスタメン出場するなど、早くもチームの主力となりつつある。
FW妹尾颯斗(京都産業大学/関西学生リーグ1部)
J1相手にジャイアントキリングを演出した豪快2発
8月26日:天皇杯2回戦/水戸ホーリーホック vs 京都産業大学/ケーズデンキスタジアム水戸(アウェー)
今大会唯一、大学チームがプロを破る“ジャイアントキリング”を成し遂げた京都産業大学。よって今回は大学生からも選出した。前節のリーグ戦から先発を総入れ替えした“控え組”のJ1水戸を相手に前半11分にペナルティーエリア手前から右足で鮮やかなミドルシュートを突き刺し、後半16分にはFKからダイビングヘッドを決め2得点目。完封勝利で番狂わせを演じ、アマチュアチーム唯一の3回戦進出を牽引した。
同チームには既にプロ入りを決めている同僚(MF伊藤翼=J2徳島内定、DF小野成夢=J1清水内定)もいるが、妹尾もプロ志望ながら、まだ進路が決まっていない。多くの日本代表選手を生んだ広島ユース出身であり、「今日だけだと言われないように」と今後への意欲を燃やしている。3回戦の相手は本調子を取り戻しつつある横浜F・マリノス(10月7日)。最高の舞台で格上相手に結果を残し続けることで、Jクラブからのオファーをゲットしたいところだ。
コメントランキング