
プレミアリーグ(イングランド1部)の覇権争いが、いよいよ最高潮に達している。アーセナルの勝ち点取りこぼしを横目に、マンチェスター・シティが首位に肉薄。両者の差はわずか2ポイントで、タイトルレースは一気に熾烈さを増した。
アンフィールドでの劇的な勝利、そして直近のニューカッスル・ユナイテッド戦での2-1の勝利により、恒例の“春先に猛烈な連勝街道を突き進むシティ”の気配が漂い始めている。
優勝を明確に狙えるポジションに入った今、アップデートされたシティはいかにして軌道修正を果たしたのか。その舞台裏と圧倒的な熱量を紐解いていきたい。
黄金期の終焉と「若き血」の躍動
今シーズンのシティは、過去数年にわたってリーグを支配してきた常勝軍団とは全く異なる顔を見せている。GKエデルソン・モラエス、DFカイル・ウォーカー、DFマヌエル・アカンジ、MFイルカイ・ギュンドアン、MFジャック・グリーリッシュ、そしてMFケビン・デ・ブライネといった、数々のタイトルをもたらしてきたベテランが去り、チームは大きな転換期を迎えた。現在、登録メンバーの60〜70%が新加入選手で構成され、平均年齢はリーグで4番目に若い25歳。経験よりも勢いと伸びしろに軸足を移した陣容へと生まれ変わっている。
ジョゼップ・グアルディオラ監督(以下、ペップ監督)自身も「かつてのように連勝できるかは分からない」と語り、大幅に若返ったチームがタイトル争いの重圧にどう反応するかは未知数との見解を示した。しかし、GKジャンルイジ・ドンナルンマの決定的なセーブや、アカデミー出身のDFニコ・オライリーの中盤での躍動など、新しい力が確実にチームに勝ち点をもたらしている。
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