Jリーグ 移籍

フリー移籍確実。元ブラジル代表ガビゴルの来日中に「高年俸のオファー提示」

ガブリエウ・バルボサ(ガビゴル) 写真:Getty Images

 元ブラジル代表FWガブリエウ・バルボサ(ガビゴル)は、2024シーズン限りでブラジル1部CRフラメンゴを退団。以前Jリーグ移籍の可能性が報じられたほか、現在来日中だが、同選手のもとに高額年俸のオファーが届く可能性があるという。

 同選手の去就を巡っては、ブラジル紙『O DIA』が9月17日、日本やサウジアラビア国内クラブからオファーが届いた可能性を報道。同時期にスポーツ用品メーカー「Mizuno ( ミズノ)」と契約を結んだこともあり、日本では大物選手のJリーグ挑戦を期待する声が挙がっている。

 12月8日のブラジル1部リーグ最終節をもってフラメンゴを離れたガビゴルだが、ミズノ社との正式契約を結ぶべく13日に来日。ブラジルメディア『O GLOBO』が「Jリーグクラブとは契約しない」と伝えた一方、選手本人は最終節の試合後に「(クルゼイロとの合意報道が飛び交っているが、)まだ何も起こっていない。明日からすべての可能性を検討する」とコメントしている。

 米メディア『ESPN』は14日、ガビゴルの去就に関する現状を整理。「クルゼイロやサントスといったブラジル国内クラブが関心」「ブラジル国内クラブと比べて、高年俸のオファーを提示する中東クラブも移籍先候補に挙がっている」と伝えた一方、選手サイドの意向について「彼はブラジル北東部でのプレーを望んでいる」と報道。Jリーグ挑戦の可能性には触れていない。

 現在27歳のガビゴルは、2016年に行われたリオデジャネイロオリンピックのブラジル代表優勝メンバー。同年8月にブラジル1部サントスからセリエAの強豪インテルへ完全移籍も、イタリアサッカーへ適応に苦しみ、ポルトガル1部ベンフィカへのレンタル移籍を経て、2018年に母国復帰。フラメンゴでは2019年から6シーズンにわたりプレーし、2022年にコパ・リベルタドーレス(南米選手権)優勝を成し遂げている。