
8:森本貴幸(カターニャ/2006-2011&2012-2013、ノヴァーラ/2011-2012)
FW森本貴幸(2024年引退)は2006年に18歳でカターニャへレンタル移籍し、同年12月のアスコリ戦で初めてベンチ入り。翌2007年1月、アタランタ戦でセリエAデビューを果たし、わずか4分後にゴールを記録して日本人最年少ゴールの快挙を達成した。2008年にはローマ戦で1試合2得点を挙げるなど成長を続け、2009年にはユベントス戦での得点やパレルモとのシチリアダービーでの活躍で注目を集めた。
2011年、出場機会を求めてノヴァーラに移籍し、同年9月のカリアリ戦で初得点を記録。インテル戦ではPKを獲得するなど2得点に絡む活躍を見せたが、怪我の影響もあり安定した結果を残すことはできなかった。2012年にカターニャへ復帰するも再び怪我に悩まされ、出場機会を得られずにセリエAでの挑戦を終えた。セリエAでのキャリアは波乱に満ちたものだったが、そのプレーは随所で存在感を示した。セリエA通算104試合に出場し19ゴールを記録。

9:長友佑都(チェゼーナ:2010-2011、インテル:2011-2018)
DF長友佑都(FC東京)は、2010年7月にセリエA昇格組のチェゼーナへ期限付き移籍した。チェゼーナでは開幕戦から左サイドバックとしてフル出場し、持ち前の運動量とスピードで攻守に貢献。その活躍が評価され、2011年1月にはインテルへ期限付き移籍し、同年6月に完全移籍が決定した。
インテルでは、左サイドバックやウイングバックとしてレギュラーに定着し、2011/12シーズンのコッパ・イタリア優勝に貢献した。しかし、2014/15シーズン以降は度重なる負傷や新戦力の加入により出場機会が減少。それでも、2015/16シーズンには副主将に任命され、チームの精神的支柱としての役割を果たした。セリエA通算186試合に出場し9ゴールを記録。日本人最多出場記録を持つ。

10:本田圭佑(ミラン/2014-2017)
FW本田圭佑は、2014年1月に名門ミランに加入し、2014/15シーズン序盤には7試合で6得点と活躍した。対策を講じられると得点機会が減少し、次第に出場機会も限られていった。2015/16シーズンには右サイドハーフとして定着し、30試合に出場したが1ゴールのみ。2016/17シーズンは若手の台頭により出場機会が激減した。
本田はセリエAで通算81試合に出場し9ゴールを記録。特にプロフェッショナルな姿勢と戦術的な貢献は評価された一方で、背番号10番に対する期待とのギャップや度重なる監督交代やメディア対応で苦しんだ印象は拭えない。

11:冨安健洋(ボローニャ/2019-2021)
DF冨安健洋(アーセナル)は、2019年7月にボローニャへ完全移籍した。8月25日のリーグ開幕戦、エラス・ヴェローナ戦で右サイドバックとしてデビューを果たし、その堅実な守備と攻撃参加で高い評価を受けた。シーズンを通じて右サイドバックやセンターバックとして活躍し、2019/20シーズンの第34節ミラン戦では左足のミドルシュートでセリエA初得点を記録した。2020/21シーズンも主力としてプレーし、プレミアリーグのアーセナルへ移籍するまで、セリエAで61試合に出場し3ゴールを記録。守備意識の高いイタリアでその才能が一気に開花した。

12:吉田麻也(サンプドリア/2020-2022)
DF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)は2020年1月、サンプドリアにレンタル移籍で加入。3月のエラス・ヴェローナ戦でデビューを果たし、シーズン後半戦でディフェンスラインの安定に寄与した。同年8月には完全移籍が決定し、サンプドリアでの挑戦を本格化させた。
2021年1月にはクラブとの契約を延長し、第19節のパルマ戦でセリエA初ゴールを決めた。2021/22シーズンも主力としてプレーし、守備リーダーとしてチームを支え続けた。2022年夏に契約満了でサンプドリアを退団した。セリエA通算72試合に出場し3ゴールを記録。

13:鎌田大地(ラツィオ/2023-2024)
2023年8月にブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトからラツィオへフリー移籍したMF鎌田大地(クリスタル・パレス)。背番号6を与えられ、第3節ナポリ戦で鮮やかな決勝ゴールを決め、セリエAでの初得点を記録。続く第4節ユベントス戦では初アシストも記録するなど、序盤は攻守にわたりチームに貢献した。しかし、マウリツィオ・サッリ監督がフィジカルの強い選手を重用したため出場機会が減少した。
2024年3月、サッリ監督の辞任後にイゴール・トゥドール監督が就任すると、鎌田はチームの中心選手として起用され続けた。第37節インテル戦では王者相手に鮮烈なミドルシュートを決めるなどし、シーズンを通じてセリエA28試合で2ゴールを記録した。契約延長の方向で話は進められていたが、結局は破断し、契約満了によりわずか1シーズンをもって退団した。

14:鈴木彩艶(パルマ、2024-)
2024年7月にパルマへ移籍したGK鈴木彩艶は、移籍直後から出場機会を得ており現在も活躍中。試合ごとにその成長ぶりが高く評価されている。中田英寿に次いでクラブ2人目の日本人プレイヤーとなった。
セリエAでゴールキーパーとして活躍する初の日本人であり、注目度は高い。2024/2025シーズン現在までにリーグ戦14試合に出場し、クリーンシートは1試合。90分あたり平均1.45失点という成績を残しており、早くもセリエA屈指の守護神として評価されている。
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