スペインのバルセロナが進めるDFロナルド・アラウホとMFフレンキー・デ・ヨングの契約延長交渉が停滞していることを、11月13日にスペイン紙『マルカ』が報じている。
両選手とも現行契約の期限は2026年までだが、負傷やクラブとの関係性が問題を複雑化させているようだ。アラウホは昨2023年夏のコパ・アメリカでの負傷以降、今2024/25シーズンはまだ試合に出場しておらず、デ・ヨングも5か月以上離脱した後、10月にようやく復帰したばかりだ。
クラブ側は契約交渉の加速を図っているが、現時点では進展が見られない状況にある。『マルカ』によれば、2024年初頭に提示された新契約のオファーに対し、両選手の代理人からはいまだ返答がないという。アラウホの契約延長はクラブの最優先事項とされており、給与の大幅な引き上げを含む5年契約が提示されている。一方、デ・ヨングは給与削減を受け入れなければならないことと、コロナ禍に発生した未払いの賃金が残っており、それが交渉をさらに複雑にしているようだ。
アラウホは25歳という年齢や世界最高のセンターバックと評価される実績から、将来的なチームの柱として高く期待されている。一方、デ・ヨングはクラブとの関係が緊張状態にあるようで、バルセロナは契約延長がまとまらなければ、1月の移籍市場での放出も視野に入れているといわれている。双方の代理人の動きにも違いが見られ、アラウホ側は年内に交渉を再開する意向を示しているが、デ・ヨング側にはクラブの設定した期限に対応する動きを見せていないとのことだ。
バルセロナが両選手の契約延長をどのように進めるのか、今後の動向が注目される。
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