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古橋亨梧、肩負傷でベテラン扱い「賞味期限ある」とセルティック退団報道も

古橋亨梧 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧は、今月11日に行われたスコットランド1部リーグ第2節ハイバーニアン戦でスタメン出場。肩の負傷を再発しているが、現地では同選手の不振ぶりがクローズアップされている。

 アンジェ・ポステコグルー前監督のもと、絶対的ストライカーとして活躍していた古橋。昨季はブレンダン・ロジャーズ監督への監督交代もありゴールのペースがダウン。一時はFWアダム・イダにスタメンを明け渡していたが、それでも公式戦で19ゴールと結果を残した。

 今年6月末、イダが期限付き移籍期間満了によりノリッジへ一旦復帰したことにより、古橋はセンターフォワード1番手として今季に臨んでいる。しかし、英メディア『フットボール・ファンキャスト』はハイバーニアン戦のパフォーマンスについて「ゴール前で苦戦したのは驚くべきことではない。昨季もフィニッシュの場面で改善の余地があった。チャンスを無駄にしている」と酷評。肩の負傷再発を伝えた上で、「古橋はセルティック唯一のベテランストライカーだ。彼の不振は、セルティックがイダを呼び戻すために全力を尽くさなければならないことを証明している」と見解を示した。

 その古橋の去就を巡っては、セビージャからの関心が報じられた一方で、本人はUEFAチャンピオンズリーグ出場などを理由に残留を望んでいる模様。ただセルティックOBのマーク・ウィルソン氏は、今年6月の時点で同選手の移籍を予想。同クラブの専門サイト『セルティック・ウェイ』では、「誰にでも賞味期限はあると思うし、売却すべきタイミングというものがある。もし適切な移籍金額が提示されたら、セルティックは売却するだろう」というクラブOBのコメントが紹介されている。

 以前から肩の問題が報じられている古橋。脱臼癖の可能性も取りざたされているだけに、現地では同選手に対する評価が下がっているようだ。