横浜F・マリノスは6月29日に行われた明治安田J1リーグ第21節で、東京ヴェルディに1-2と敗北。試合終了直後に横浜FMゴール裏からブーイングが湧き起こったが、このブーイングを巡るサッカー関係者のSNS投稿が話題に。当該人物がファン・サポーターに対して冷静になるよう呼び掛けた。
DF上島拓巳のオウンゴールなどにより、日産スタジアムで東京Vに勝ち点3を献上した横浜FM。試合後、横浜FMの選手たちがホームゴール裏のサポーターに向けて挨拶する際、スタジアムは大ブーイングに包まれた。
このブーイングに対して、横浜を拠点に活動する中高生女子サッカークラブ「LINDA SMILES(リンダ・スマイルス)」の久保田大介氏が反応。日産スタジアムで観戦していたという同氏は試合後、Xで「後半の戦いぶりは何としてでもゴールをもぎ取ろうという気迫が伝わってきてたけど、それでもあそこまで剥き出しのブーイングしちゃうのか。何だかとてもモヤモヤする。正直、違和感しかなかった」と投稿。
「仕事上いろいろあってマリノスのことは昔から好きじゃなかったのに、あそこまでブーイングを浴びる選手達を見たら「いやそこまで責められなくても…」という変な感情が湧いてきて一周回ってマリノスのことをすげぇ好きになりかけてるじゃないかどうしてくれるんだw」と横浜FMを応援していなかった過去を明かすとともに、「頭を下げる選手たちに大ブーイングしたり罵声を浴びせたり、サポーターってそんなに偉いんだろうか。サポーターに限らず、人が頭を下げてるときや弱ってるときにさらに攻撃的になる人を、僕は絶対に信用しない」「プロは結果が全てなんて大きな間違いだぞ」などと、ブーイングに対する不満をあらわにしている。
この一連の投稿は、横浜FMサポーターやJリーグファンの間で話題に。賛否含めて様々な意見が飛び交う中、久保田氏は試合翌日に再びXを更新。「昨夜マリノスについて投稿したポストが炎上してるので」と前置きした上で、「GKしててオシッコ我慢できずに試合中なのにトイレに走った和製ダイアー(8歳男性)の勇姿でも見て落ち着いてくれ」と投稿。昨年10月8日の投稿を引用したが、一部から否定的な意見が寄せられている。
なお、Jリーグ公式戦におけるブーイングを巡っては、ヴィッセル神戸の三木谷浩史会長が今年3月18日深夜に「神戸のサポーターへ提案があります」とした上で、「つねにあいてにたいするリスペクトを忘れず、味方を鼓舞する。神戸はそういう事ができる可能性があるクラブだと思っています。国際的に様々なものを受け入れ、日本を代表するクラブになり、日本の新しい象徴となりましょう。ブーイングはカッコ悪い」と投稿していた。
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