Jリーグ 町田ゼルビア

町田オ・セフンが世界進出。G大阪戦キックオフ3秒後タックルに「クレイジー」

オ・セフン 写真:Getty Images

 黒田剛監督率いるFC町田ゼルビアは、今月24日開催の明治安田J1リーグ開幕節ガンバ大阪戦で1-1と引き分け。G大阪から町田へ期限付き移籍中の日本代表GK谷晃生による遅延行為に注目が集まる中、韓国人FWオ・セフンとMF鈴木徳真の激突シーンが日本国内のみならず海外でも話題になっている。

 問題視されているのは、前半キックオフ直後のシーン。オ・セフンはキックオフのホイッスルが鳴った瞬間に敵陣に侵入。この動きを見てMF山田康太が一旦キックを止める。山田はオ・セフンが再びハーフウェイライン付近まで戻るのを確認してからボールを蹴ったが、ボールホルダーにプレスを仕掛けようとダッシュしたオ・セフンがキックオフ3秒後に鈴木を倒す格好に。鈴木がすぐに立ち上がったこともあり、主審はファウルを取らなかった。

 このシーンは、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像から5秒程度切り取られた動画によりX(旧ツイッター)で拡散。「鈴木がオ・セフンの進行方向にスライドしている」との指摘が飛ぶ一方で、「進行方向に動いたからといって、突き飛ばしていい理由にはならない」「キックオフ直後にこれは酷い」「日大タックルみたい」と、オ・セフンが鈴木を突き飛ばしたという見方が広まっている。

 すると世界中のフットボールを対象に話題性豊かな出来事を取り上げるXアカウント『Out Of Context Football』も、25日に同様の動画を投稿。日本語で「町田世界デビューしている」「オ・セフンが世界進出」といったコメントが寄せられると、海外のサッカーファンからは「彼は試合開始をとても楽しみにしていたのか」「クレイジーだ」といった声が挙がっている。

 黒田監督就任以降の昨季から、ファウルや時間稼ぎと解釈可能な行為など一部のプレーでファン・サポーターの注目を集めていた町田。徹底的に勝利に拘る同クラブの戦い方が、海外でも話題になりそうだ。