かつて横浜F・マリノスやガンバ大阪でプレーしていたブラジル人FWアデミウソンは、2023シーズン限りで町田ゼルビアを退団。1か月以上にわたり無所属状態だったが、今月23日にブラジル国内クラブへの加入が正式決定。かつて名古屋グランパスやセレッソ大阪でプレーしていたDFチアゴ・パグヌサットとチームメイトになった。
現在30歳のアデミウソンは、2015シーズンに横浜FMでプレーすると、翌2016シーズンから5年間にわたりG大阪に在籍。絶対的ストライカーとして活躍していたが、2020年に酒気帯び運転で交通事故を起こし、道路交通法違反等の容疑で書類送検。同年12月にG大阪を契約解除により去ると、その後は中国の武漢三鎮でプレー。中国1部、2部のタイトルを獲得するなど実績を積み重ねて、昨年9月に町田へ加入していた。
その町田では長期離脱中のブラジル人FWエリキにかわる活躍が期待されたが、J2リーグ3試合の出場で1ゴールという結果に。チームがJ2優勝・J1昇格を成し遂げた中で不本意な成績に終わると、1月13日に契約満了により退団した。
同選手の去就を巡っては、ブラジルメディア『Portal do Sao Paulino』が今月中旬にブラジル1部サンパウロ移籍の可能性を報道。元アルゼンチン代表FWジョナタン・カレリとポジション争い可能なストライカーとして、元町田所属FWの名前が挙がっていた。
しかし選手本人は23日にブラジル2部アヴァイFCのメディカルチェックを受けると、同クラブへの加入が正式決定。契約期間は2024シーズン終了後までであるという。
アヴァイは直近10年間で1部と2部を4度行き来しているエレベータークラブ。2022シーズンに1部で19位に終わり2部へ降格すると、翌2023シーズンは1部昇格圏の4位アトレチコ・ゴイアニエンセから勝ち点20差の13位に終わっている。
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