日本代表GK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)は、今月24日開催のAFCアジアカップ・グループステージ第3節インドネシア戦でも失点。ここまで全3試合でいずれも失点しているだけに、日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏や一部のファン・サポーターから森保一監督の起用法に対する疑問の声が沸き起こっている。
パリ五輪世代の有望株として期待を集めていた鈴木は、14日開催のベトナム戦でスタメン出場も、前半のうちにセットプレーから2失点。特に2失点目はヘディングシュートに対する処理が甘かった点で批判の対象となっていた。
また19日のイラク戦では、5分に自陣右サイドからゴール前に上がったクロスをパンチング。しかしセカンドボールがFWアイマン・フサインの正面に行くと、フサインにヘディングシュートで押し込まれて、先制点を献上。ネット上で「なぜキャッチングではないのか?」などと、プレー選択ミスを指摘されると、闘莉王氏も「ボールがセンタリング(クロス)から流れてきたら、真ん中に弾くのではなく、ボールを流すように後ろに弾かないといけない。あのセンタリングは2回くらい見たけど、キャッチできなかったのかな。キャッチできないなら後ろに流さないといけない。基本の基本」と、判断ミスを指摘していた。
そして迎えたインドネシア戦では、被シュート3本のうち、1本がDFプラタマ・アルハンによるロングスローからの失点。DF町田浩樹(ユニオンSG)が相手選手のマークを外していたことが原因とみられるが、鈴木のパフォーマンスが再び議論の対象に。3試合連続スタメンに対して「アジアカップは鈴木彩艶を育てるための大会ではない」「森保監督は選手育成ではなく、勝ちに行ってほしい」といった声がX(旧ツイッター)で挙がっている。
なお日本は今月29日開催の決勝トーナメント1回戦で、グループE首位のバーレーンと対戦することが決まっている。次戦から一発勝負となるだけに、GKの起用法に対する注目度が高まっている。
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