Jリーグ

【J1リーグ2023】大興奮の逆転劇10試合を回顧

横浜F・マリノス FW宮市亮 写真:Getty Images

第17節:横浜F・マリノスVS柏レイソル(4-3)

「不死鳥、宮市亮」

第17節の横浜F・マリノスは、ホームで柏レイソルと対戦。幸先良く先制し、一時は同点とされるも前半終了間際に再びゴールを挙げ1点リードで折り返す。しかし、後半に入るとペースは柏に。早々に振り出しに戻されるとさらに追加点も許し逆転されてしまう。

だが、相手に退場者が出たこともあり再び攻撃陣が火を噴く。後半アディショナルタイムにエースFWアンデルソン・ロペスのゴールで同点とすると、さらに終了間際には怪我から復帰して間もないFW宮市亮のゴールで逆転。幾多の怪我から不死鳥の如く蘇ってきた宮市のゴールで、昨2022シーズン王者の意地を見せた。


サンフレッチェ広島 FWナッシム・ベン・カリファ 写真:Getty Images

第23節:サンフレッチェ広島VS浦和レッズ(2-1)

「1戦目の借りを返す後半AT弾」

6試合勝利から遠ざかっていたサンフレッチェ広島は、第23節で今季の1戦目(第11節1-2)で逆転負けを喫している浦和レッズと対戦。この日も先制を許すなど嫌な雰囲気が漂うゲームとなった。しかし、夏の新加入選手の1人、FW加藤陸次樹が加入後初ゴールを挙げてゲームを振り出しに戻すことに成功。

その後もDF塩谷司のミドルシュートなどでチャンスを作りながらゲームを進めた広島。最後は途中出場したFWナッシム・ベン・カリファが豪快なゴールで逆転に成功した。今季1戦目の借りを返す逆転劇で7試合ぶりの勝利を挙げた。


FC東京 MF俵積田晃太 写真:Getty Images

第28節:FC東京VSサガン鳥栖(3-2)

「若きニューヒーロー」

4試合勝利がない中でサガン鳥栖との第28節を迎えたFC東京。この日も早い時間に先制点を奪われ、さらに前半のうちに追加点も許す厳しい試合展開となった。しかし、後半開始早々にFWアダイウトンのゴールで1点差に迫ると、立て続けに2点目も挙げてゲームを振り出しに戻す。

そして迎えた後半終了間際、今季ルーキーイヤーながらも多くの出場機会を得ていたMF俵積田晃太に待望の瞬間が訪れる。逆サイドからの崩しの場面、キーパーのこぼしたボールを丁寧に押し込みゴール。自身にとって嬉しいJリーグ初ゴールは、チームを5試合ぶりの勝利に導く価値のある逆転ゴールとなった。


サガン鳥栖 DFファン・ソッコ 写真:Getty Images

第29節:サガン鳥栖VS京都サンガ(3-2)

「後半ATからの逆転勝利」

実に8試合もの間勝利のなかったサガン鳥栖は、第29節で京都サンガと対戦。前節(FC東京戦2-3)同様に幸先良く先制するも、前半のうちに追いつかれ後半の早い時間に逆転を許す難しいゲーム展開となった。

しかし、終了間際に相手DFアピアタウィア久の退場で数的優位に立つと再びゲームが動き始める。アディショナルタイムに果敢にゴール前へと迫り、ヘディングでの連続ゴールで遂に逆転。土壇場での2ゴールによって、ホームに詰めかけたサポーターへ9試合ぶりの勝利を届けた。


アビスパ福岡 FWルキアン 写真:Getty Images

第32節:アビスパ福岡VSガンバ大阪(2-1)

「帰ってきたストライカー」

YBCルヴァンカップで初優勝した勢いのまま、リーグ戦での連敗脱出を狙う第32節のアビスパ福岡。しかし、序盤に先制点を許すとそのまま前半戦を折り返す展開に。それでも後半に入ると試合を一変させ、今季の好調ぶりをみせた。

まずは後半開始直後のゴールで同点に追いつくと、クロスなどでゴールに迫り決定機を多く作った。そして迎えた終了間際、怪我の影響もあり戦線を離脱していたFWルキアンのゴールで遂に逆転成功。帰ってきたストライカーがわずかな時間で結果を残し、チームに劇的勝利をもたらした。

ページ 2 / 2

名前大島俊亮
趣味:サッカー観戦、ゲーム(スポーツ、シミュレーション、アクションなど)
好きなチーム:Jリーグ全般

サッカーを中心に、スポーツやエンタメなど複数ジャンルを扱うライターとして活動しております。Jリーグを中心に、日本のサッカーファンが楽しめる記事執筆を心がけていきますのでよろしくお願いします。

筆者記事一覧