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セルティックに内部分裂疑惑「ポステコグルーの日本人選手獲得と違って…」

セルティック所属の日本人選手 写真:Getty Images

 セルティックはアンジェ・ポステコグルー前監督のもと、FW古橋亨梧やMF旗手怜央など日本人選手を相次いで獲得して成功を収めていた。それだけに、現地ではブレンダン・ロジャーズ監督就任後の補強戦略に疑問の声が沸き起こっている。

 セルティックは2021年6月、横浜F・マリノスからポステコグルーを引き抜くと、直近2シーズンにわたり古橋や旗手、FW前田大然など日本人選手を次々と獲得。古橋、旗手、FW前田大然が主力選手として活躍する中、昨季はリーグ連覇とスコットランド3冠を達成していた。

 しかしロジャーズ監督のもとで迎えた今季は、先月20日のリーグカップ戦で敗れ、早くも3冠の可能性が消滅。守備陣を中心に怪我人が相次いでいることもあり、移籍市場終了間近になって複数選手の獲得に動いている。

 そんな中、セルティックOBのクリス・サットン氏は監督交代による補強戦略の変化を指摘。ポッドキャスト番組『レコード・セルティック』出演時に以下のようなコメントを残している。

 「ポステコグルーは選手獲得において、自らすべての責任を負っていただろう。日本人選手獲得についても彼が発言権を持っていたはずだ。ポステコグルーのもとでの補強は問題にならなかった。セルティックが勝利し、うまくいっていたからだ」

 「今シーズンが始まって変わったと思うのは、ロジャーズが補強から距離を置いていることだ。(フロントとの)一体感がない。他の誰かが選手を獲得しており、クラブ内で少し分裂しているように見える」

 今月のUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ開幕を前に、スコットランドでの戦いで不安を抱えているセルティック。ホンジュラス代表FWルイス・パルマを獲得するなど緊急補強に動いているが、クラブ内部の不協和音が噂されている。