Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

金子拓郎、ディナモ・ザグレブ移籍決定は今週末か「札幌がオファー容認」

金子拓郎 写真:Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌所属MF金子拓郎は、クロアチア1部の強豪ディナモ・ザグレブへの期限付き移籍がほぼ確実とみられている。そんな中、現地では金子の今後について報じられている。

 金子のディナモ・ザグレブ移籍については、クロアチアメディア『Germanijak』は今月12日に「100万ユーロ(約1億5000万円)以上の買い取りオプションがついた1年レンタルで口頭合意に至った」と報道。クロアチア紙『Sportske novosti』はクラブ関係者から聞いた情報として「レンタル料40万ユーロ(約6200万円)、買い取りオプションの設定額は130万ユーロ(約2億円)だ」と伝えている。

 また札幌の三上大勝代表取締役GMは16日開催の『サポーターズデー2023』に参加した際、ディナモ・ザグレブから正式オファーが届いていることを認めたほか、金子の意思を尊重する姿勢を見せている。

 すると『Sportske novosti』は19日になって「金子は日曜日(23日)にメディカルチェックを受けて、ディナモ・ザグレブと正式契約を結ぶ」と報道。「札幌はオファーを受け入れ、選手サイドもすぐに賛成したため、移籍交渉において何の問題もなかった」と綴っている。

 ディナモ・ザグレブは22日にクロアチア1部リーグ開幕戦(ハイドゥク・スプリト戦)を控えているほか、26日にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選・2回戦1stレグを控えている。『Sportske novosti』の報道内容を踏まえると、金子のデビュー戦は最速でもCL予選2回戦とみられるが、30日のクロアチア1部第2節イストラ戦になる可能性も考えられる。

 金子は2020年に日本大学から札幌へ加入すると、プロ1年目からリーグ戦で31試合に出場。2021シーズンにはリーグ戦で7ゴールをあげたほか、今季はここまでリーグ戦全試合で先発出場し8ゴールをマークしている。

 なお『Germanijak』は15日、ディナモ・ザグレブの補強計画について「ディナモ・ザグレブは日本市場を開拓している。マクシミール(ディナモのホームスタジアム)で駆け回る日本人選手は金子だけではない」とリポート。さらなる日本人選手獲得の可能性を伝えている。