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浦和、モーベルグがギリシャへ期限付き移籍と発表も…現地「3年契約結び…」

ダヴィド・モーベルグ 写真:Getty Images

 浦和レッズは19日、スウェーデン人MFダヴィド・モーベルグがギリシャ1部アリス・テッサロニキへ期限付き移籍することを公式発表。ただ海外では完全移籍の可能性が報じられている。

 モーベルグは2021年12月、チェコ1部ACスパルタ・プラハから浦和へ完全移籍。来日1年目の昨季は、リーグ戦20試合の出場で8ゴールをマークしていた。そしてマチェイ・スコルジャ監督のもとで迎えた今季も、J1開幕から4試合つづけて先発出場。しかし4月以降はスタメン出場1試合にとどまるなど、序列低下が顕著に。AFCチャンピオンズリーグ決勝のアル・ヒラル戦では2試合ともにベンチ外だった。

 モーベルグとアリスの契約内容については、今月7日にギリシャメディア『sportime』が「2年契約を結ぶ予定だ」と報道。選手本人が12日にマケドニア国際空港へ降り立つと、18日までにメディカルチェックを通過。両クラブともに19日に同選手の移籍を公式発表している。

 ただスウェーデンメディア『fotbollskanalen』はギリシャメディア『gazzetta.gr』の報道を引用して、「単なるレンタル移籍ではない。モーベルグはアリスと3年契約を結んでおり、1年目はレンタル移籍の扱いだ」とリポート。買い取りオプションや買い取り義務等の条件については触れていないが、浦和に復帰する可能性は極めて低いとみられる。

 なおアリスはギリシャ1部リーグを3度制した古豪。2017/18シーズンに1部復帰を果たすと、2020/21シーズンから2年つづけて3位でフィニッシュ。2022/23シーズンはパナシナイコスやオリンピアコスと上位争いを繰り広げたものの、5位に終わっている。