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「久保建英に43億円の価値ない」アセンシオ後釜でのレアル復帰説に西紙反発

久保建英 写真:Getty Images

 ラ・リーガ(スペイン1部)レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英には、MFマルコ・アセンシオの後釜としてレアル・マドリードに復帰する可能性が取りざたされている。しかし現地では久保の移籍金が高額であることを理由に、同選手の買い戻しが現実的ではないという指摘も飛び交っている。

 久保は昨年77月にレアル・マドリードからソシエダへ完全移籍。ソシエダと2027年6月までの5年契約を結んでいるほか、6000万ユーロ(約85億円)の契約解除条項が設定されていると以前からスペイン国内で報じられている。

 一方レアル・マドリードは、アセンシオとの契約延長交渉が破談。今年6月の契約満了をもって退団することがほぼ確実とみられており、新天地候補にはアーセナルやパリ・サンジェルマンなどが挙がっている。

 そんな中、スペイン紙『アス』はアセンシオの後釜候補を特集。ソシエダの主力選手である久保も候補に挙げているが、記事内では「レアル・マドリードは久保を売却した際、ソシエダとの取引で50%での買い戻し条項を盛り込んでいる。そのため6000万ユーロの解除条項を行使する場合、3000万ユーロ(約43億円)の支払いで済むが、レアル・マドリードにとってこの金額は高すぎる」と綴られている。

 また同紙は、アセンシオの後釜の最有力候補にミラン所属MFブラヒム・ディアスを指名。ディアスは2020年9月にレアル・マドリードからミランへレンタル移籍すると、2021年7月にはレンタル期間が2年延長。今季はセリエA31試合出場で6ゴール7アシストと結果を残している。

 なお久保本人は今月2日のレアル・マドリード戦後に「来シーズンは100%ソシエダでプレーします」と残留を明言している。ナポリへの移籍も噂される中、ここにきてレアル・マドリード復帰説が再燃している。