Jリーグ サンフレッチェ広島

広島MF東俊希が湘南戦前に謝罪。安芸高田市長「好きになってしまう」

東俊希 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島は27日開催の明治安田生命J1リーグ第15節で、湘南ベルマーレ相手に1-0で勝利。「安芸高田市Day」として行われた一戦では、安芸高田市の石丸伸二市長がエディオンスタジアム広島に駆けつけた。その石丸市長が試合後、練習場発言で注目を集めたMF東俊希との和解を報告している。

 東は先月11日配信のDAZN制作番組『やべっちスタジアム』に出演した際、練習場である安芸高田市サッカー公園(旧吉田サッカー公園)の立地について「みんな練習場を変えてほしいと言っていますね」「だいたい広島市内に住んでいる人が多くて、練習場まで1時間くらいかかるので、往復2時間を無駄にしている感じがちょっと嫌」と否定的なコメントを残していた。

 これに対して石丸市長は「>みんな練習場を変えてほしいって 選手のためにならないならば、もはや安芸高田市が22百万円を持ち出す意味はありません」「選手の希望を叶えてあげられないか、市からもサンフレへお願いしてみます。身を引こうと思うのは、どこよりもサンフレを応援している立場だからこそです」と投稿。

 ただ先月14日に広島の仙田信吾代表取締役社長と面会すると、東の発言を巡って謝罪があったことを報告。グラウンド維持の方針を打ち出していた。

 同市長は、東の発言を巡る問題があった後もクラブを応援。27日には「安芸高田市Day」として湘南戦が開催されると、試合会場のエディオンスタジアム広島で東と面会。その時の様子がツイッター上で拡散されると、「実は試合の開始直前に、東選手はわざわざ私のところへ来て謝罪の言葉を伝えて下さっています。東俊希とはそういう人間です。好きになってしまうだろ、と改めて思いました笑」と綴っている。

 なお広島は79分にFWドウグラス・ヴィエイラがPKから先制点を奪うと、湘南の反撃を振り切り勝利。首位ヴィッセル神戸を勝ち点7差で追っている。