広島・満田誠の負傷を清水FW憂慮「前十字靭帯は…」経験談踏まえ金言も

　サンフレッチェ広島所属FW満田誠は、今月7日に行われた明治安田生命J1リーグ第12節アビスパ福岡戦でDF小田逸稀からスライディングタックルを受けて負傷退場。右膝前十字靭帯部分損傷により長期離脱が予想される中、これまで複数回にわたり靭帯断裂の大怪我を負っている清水エスパルス所属選手が自身の思いを綴っている。

　満田は前半11分にピッチ中央付近でパスを受けようとした時、背後からタックルを受けて転倒。ピッチ上での治療後しばらくプレーしていたが、前半20分にプレー続行不可能に。涙を流しながら、ピッチを後にしていた。また広島は9日、満田の負傷について「右膝前十字靭帯部分損傷により全治未定」と公式発表している。

　広島サポーターやJリーグファンから満田の回復を願うメッセージが数多く寄せられる中、清水所属FW加藤拓己も同選手の負傷を憂慮。

　9日夜に自身のツイッターアカウントを更新すると、「最近前十字靭帯のリリースを何個か見て凄く複雑な感情になる。特にマコのリリースはビックリしたけど、絶対に良くなるから焦らず治してほしい。結構メンタルやられるし、リハビリ地道だけど絶対その先にいい事があると思う。ただ2回目やると本当にメンタルボロボロになるからちゃんと治してほしい」と、満田へアドバイスを送っている。

　そして「本当にメンタルやられた時に周りの人にたくさん笑わせてもらったから自分もそんな人になりたいって前十字が教えてくれたよね。空元気だとしても笑ってると絶対いい事あるって信じてるから結果今も前向きに頑張れてる。明日も元気に頑張ろう」と、怪我と向き合っていた時の心境を綴った。

　加藤は早稲田大学在籍時の2021年7月に左膝前十字靭帯を断裂。昨年5月に清水からSC相模原へ期限付き移籍していたが、昨年8月20日の鹿児島ユナイテッドFC戦で再び左膝前十字靭帯を損傷。2か月後に手術を行い、半年以上の戦線離脱を余儀なくされている。