Jリーグ サンフレッチェ広島

広島FW満田誠の負傷に言及。OB佐藤寿人氏「福岡のラフプレーに対して…」

満田誠 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島所属FW満田誠は、今月7日に行われた明治安田生命J1リーグ第12節アビスパ福岡戦でDF小田逸稀からスライディングタックルを受けて負傷交代。右膝前十字靭帯部分損傷により長期離脱を余儀なくされる中、満田と同じく広島の「11」番を背負っていた佐藤寿人氏が広島サポーターへのメッセージを投稿。福岡のラフプレーにも言及した。

 満田は前半11分にピッチ中央付近でパスを受けようとした時、背後からタックルを受けて転倒。ピッチ上での治療後しばらくプレーしていたが、前半20分にプレー続行不可能に。涙を流しながら、ピッチを後にしていた。

 満田を負傷退場へ追い込んだ小田のプレーには、広島サポーターが激怒。ネット上で小田に対する批判や誹謗中傷メッセージが相次いで投稿される中、広島は9日午後に満田の負傷について「右膝前十字靭帯部分損傷により全治未定」と公式発表している。

 そんな中、佐藤氏は9日夜に自身のインスタグラムアカウントを更新。満田のユニフォームをアップして「サンフレッチェの12番目の選手たちへ」と切り出すと、「雨の中、なかなかギアの入りにくい中で紫の戦士達が一体感を持って逆転した福岡戦。前半のラフプレーに対して後輩たちが見せたフェアな対応、ネガティブな感情でプレーに影響が出てもおかしくない中でプレーで示した選手たちの姿を見てとても誇らしく感じました」と、福岡のラフプレーに対する広島の対応を称賛。

 「足に痛みがあった中でも関わらず、変わらずハードワークした背番号11の背中はとても大きく見えました。雨の中で声を枯らして戦ったファン・サポーターの皆さんも悔しいと思います。もちろんチームメイトも、クラブに携わる全ての方々も、もちろん自分も」

 「ただ、一番悔しいのはマコだと思います。みんなで逞しくなって戻ってくる満田誠を待ちましょう。キャプテンの翔も、バンディエラのトシも大きな怪我と向き合いながら逞しい姿で戻ってきました。それを支えたのは皆さんです」と綴り、ハッシュタグ付きで「満田誠を待っている」というコメントも残した。