清水エスパルスサポーターが静岡ダービーでの主審判定にフラストレーションを溜めている。清水エスパルスは今月18日の明治安田生命J2リーグ第5節・ジュビロ磐田戦で2-2と引き分け。しかしこの試合で4つの誤審があったとして、主審の大坪博和氏に対する批判や誹謗中傷がSNS上で相次いでいる。
この一戦では37分、自陣ペナルティエリアにいたジュビロ磐田所属選手の左手にボールが触れたものの、主審はハンドの反則はないとしてプレー続行。71分にはカウンターからFWディサロ燦シルヴァーノがドリブルでゴール前に迫る際、ペナルティエリア付近でDFリカルド・グラサに腕をかけられたもののノーファウルと判定された。
そして73分には右サイドからのクロスを跳ね返された後のセカンドボールをMF岸本武流がペナルティエリア内で回収。ドリブルを仕掛けてシュートを放とうとした際に相手選手のスライディングタックルを受けて転倒したが、これもノーファウル。
さらに後半アディショナルタイムの90+3分には、敵陣ペナルティエリア内でボールを収めようとしたFWチアゴ・サンタナが相手選手にユニフォームを引っ張られて転倒。しかしこのシーンでも主審は笛を吹かなかった。
この4つの事象をうけて、SNS上では「ことごとくファウルが見逃された」、「引き分けという結果に納得できない」、「少なくとも3回はPKチャンスあった」、「すべてジャッジリプレイ案件」と、主審の判定に対する不満の声が多数殺到。
「審判としての技量と能力を疑う」、「公式戦で笛を吹いてほしくない」と大坪博和氏への攻撃や誹謗中傷のコメントも数多く寄せられているほか、J2リーグでのVAR(ビデオアシスタントレフェリー)導入を求める声もある。
なお清水エスパルスは開幕から5試合つづけて引き分けている。J1昇格の有力候補である中、開幕スタートダッシュに失敗しただけにサポーターの不満が募るばかりだ。
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