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田中碧が今夏移籍へ前進?独2部デュッセルドルフでスタメン落ち続くも…

田中碧 写真:Getty Images

 日本代表選出のMF田中碧にチャンス到来だ。所属先の2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)フォルトゥナ・デュッセルドルフでスタメン落ちが続いていたが、日本代表合流前にレギュラー奪取へのチャンスを掴んでいる。

 田中碧は昨年11月のFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)で活躍。デュッセルドルフでも主力選手として活躍していたが、今年1月以降は6試合連続でスタメン出場も低調なパフォーマンスを露呈。今月4日のSSVヤーン・レーゲンスブルク戦で今季初めて出番なしに終わると、11日のハイデンハイム戦では後半途中からピッチに立っている。

 またダニエル・ティウーヌ監督はSSVヤーン・レーゲンスブルク戦後、メディアインタビューを通じて「田中碧に対しては、もっと良いプレーができることや試合に出場できない理由を伝えている。彼にはもっと期待している。ワールドカップで活躍した選手だ。ドイツ2部リーグ戦でも良いプレーができるはずだ」と、檄を飛ばしていた。

 チームが18日にハンザ・ロストック戦を控える中、ティウーヌ監督は17日の会見で田中碧の起用法に言及。MFマルセル・ゾボトカが累積警告により出場停止となっていることをうけて、「(田中碧のスタメン起用は)秘密にすることはない」と語っている。

 なお田中碧とデュッセルドルフの現行契約については、『ビルト』が今年1月に「契約期間は2025年6月だが、今季終了後以降から適用可能な500万ユーロ(約7億1200万円)の契約解除条項が盛り込まれている」とリポート。

 カタールW杯での活躍にくわえてデュッセルドルフの財政難もあり、今季終了後のステップアップ移籍の可能性が報じられている。それだけに田中碧としては、ハンザ・ロストック戦で結果を残して再びレギュラーを掴むことが求められる。