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シャルケOB内田篤人が金言「上月壮一郎はもっと…」ブンデス残留熱望も

内田篤人 写真:Getty Images

 シャルケ(ドイツ1部)では日本代表DF吉田麻也(34)とMF上月壮一郎(22)と、現在2名の日本人選手がプレーしている。そのシャルケのレジェンドである元日本代表の内田篤人氏(34)が今月10日、シャルケのホームゲームを現地観戦。現在リーグ最下位に沈む古巣の現状について持論を展開したほか、上月壮一郎のプレーに一定の評価を与えている。

 シャルケは10日にホームでボルフスブルクと対戦。吉田麻也は守備陣の中心選手として相手の枠内シュートを2本に抑えるなど奮闘。一方の上月壮一郎はDFパウロ・オタヴィオ(28)とのマッチアップで苦戦。ゴールに迫る回数が少なく、73分で途中交代となった。

 またシャルケはボルフスブルク戦を含めて、直近3試合つづけて0-0で終了。守備面での改善こそ見られるものの、依然として最下位に低迷。ブンデスリーガ自動残留圏内の15位VfLボーフムから勝ち点7差をつけられている。

 ボルフスブルク戦をスタンドから観戦していた内田篤人氏は、ドイツメディア『Revier Sport』のインタビューに対応。シャルケの厳しい現状について感想を求められると「シャルケは間違いなくブンデスリーガに所属していますし、残留してほしいですね」

 「ボルフスブルク戦やその前の試合でのプレーを見ると、まだやれるという希望を与えてくれます。彼らはよく戦ってくれました。でも、今は勝利する時なんです。勝利こそ順位を上げるために重要なものなんです」とコメント。

 「(ボルフスブルク戦で)上月壮一郎は試合序盤にいい場面があったし、シュートも打っていました。でも、彼はもっと成長しなければならないですね」と、U23チームからの昇格を果たした上月壮一郎にアドバイスすると、「どの選手も自分のためによく戦ってくれました。ただ最終的にはクオリティが足りず、勝利には至りませんでした」とボルフスブルク戦を分析している。