明治安田生命J2リーグ・東京ヴェルディは、ヴィッセル神戸からブラジル1部クルゼイロへレンタル移籍していた元U20ブラジル代表FWリンコン(22)の獲得を狙っていると報じられている。しかし、ブラジル国内クラブも同選手の獲得交渉を進めているようだ。
ブラジルメディア『SBT Rio』のジャーナリストは今月5日、リンコンがヴィッセル神戸の構想から外れていることを伝えた上で「リンコンは日本国内の他クラブへ移籍する可能性がある。東京ヴェルディはこのブラジル人選手の獲得に向けて交渉中だ」とリポート。
しかしブラジルメディア『グローボ』の報じたところによると、ブラジル1部セアラーSCも選手サイドとの交渉を進めている模様。セアラーSCは1年レンタルでの獲得を目指しているが、レンタル料や年俸などオファー内容には触れていない。
リンコンは来日1年目の2021シーズンから負傷離脱もあり出場機会が限られると、昨年8月にクルゼイロへ1年半のレンタル移籍により加入。しかしクルゼイロでもレギュラー定着とは至らず、レンタル打ち切りとなっていた。
なおヴィッセル神戸とリンコンの契約内容については「年俸80万ドル(約8300万円)による3年契約、2年間の契約期間延長オプション付き」と報じられている。またヴィッセル神戸はリンコン獲得により、ブラジル1部CRフラメンゴに移籍金やボーナスなど総額300万ドル(当時約3億3000万円)を支払ったとみられている。
2023シーズン終了後に契約満了を迎えるだけに、ヴィッセル神戸としてはリンコン獲得に要した移籍金の回収を望んでいるはずだ。
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