Jリーグ

J2からJ1へ、個人昇格を果たした選手5選【2023】

写真:Getty Images

2月17日に開幕を迎える、2023シーズンの明治安田生命Jリーグ。昨2022シーズン終了から今日までには数々の移籍のニュースや噂、契約更新の情報が報じられ、多くのファン、サポーターが様々な感情を抱いたことだろう。

特に昨季終盤までプレーオフ枠を争う激戦が続いていたJ2リーグには、今冬の移籍の目玉とされた選手も多く、彼らの去就には大いに注目が集まった。ここでは、昨2022シーズンのJ2で活躍し、2023シーズンJ1個人昇格を果たした選手たちを5人紹介していく。


サガン鳥栖 MF河原創(当時ロアッソ熊本)写真:Getty Images

河原創(サガン鳥栖)

2022シーズン所属:ロアッソ熊本

J2復帰初年度となった2022シーズンのロアッソ熊本。結果はリーグ戦を4位で終え、J1参入プレーオフでは京都サンガをあと一歩まで追いつめた。J1昇格とはならなかったが、大躍進を遂げたシーズンだったと言える。その立役者となったのがMF河原創だ。リーグ戦42試合すべてに先発出場したのはもちろん、チームトップの12アシストを記録し攻守に渡ってチームに大きく貢献した。そして河原は2023シーズンJ1サガン鳥栖への加入が発表されている。

熊本にとってはゲームを創る上で重要な選手を失うこととなったが、鳥栖からすれば中盤はより一層盤石なものとなるだろう。鳥栖は期限付き移籍で所属していたFW宮代大聖(川崎フロンターレ)、FW垣田裕暉(鹿島アントラーズ)の両名が所属元へそれぞれ復帰し、昨2022シーズン最前線を務めた主力を失うことになっている。そんな鳥栖で、J2屈指のゲームメーカー河原創がどんな活躍を見せてくれるのか注目だ。


鹿島アントラーズ MF佐野海舟(当時町田ゼルビア)写真:Getty Images

佐野海舟(鹿島アントラーズ)

2022シーズン所属:町田ゼルビア

町田ゼルビアは、高校サッカーの名門、青森山田高等学校から黒田剛氏を監督として招へいするなど、移籍も含め今冬精力的にチーム強化を推し進めている。そんな中、昨2022シーズン怪我の影響で離脱するまでチームの心臓部を担ったMF佐野海舟は、J1鹿島アントラーズへの移籍を選んだ。

鹿島では今冬、長くチームの支柱として活躍したMF三竿健斗(サンタ・クララ)が海外挑戦を決めた。対人能力とボール奪取に定評のある三竿の流出は、攻守両面で大きな影響があることは間違いない。だからこそ、J2でも屈指のボール奪取能力と早い縦パスや高いシュート精度を誇る佐野にかかる期待は大きい。とはいえ、Jリーグ屈指の常勝軍団である鹿島でスタメンを勝ち取るには、さらなる成長が必要だ。佐野にとってJ1初挑戦となる2023シーズン。自身の真価が問われることだろう。

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名前Sくん
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