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元G大阪アデミウソン「今季終了後の去就は…」ACL出場権獲得に満足も

アデミウソン 写真:Getty Images

 かつて明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスやガンバ大阪でプレーしていたブラジル人FWアデミウソン(29)は現在、中国1部・武漢三鎮に所属。今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でJリーグクラブと対戦する可能性がある中、中国での2年間を回顧。今季終了後の去就についても語っている。

 同選手は2015シーズンに横浜F・マリノスに在籍したほか、2016シーズンから5年間にわたりガンバ大阪で活躍。ただ2020年10月にガンバ大阪の練習場へ自家用車で向かう際に接触事故を起こすと、現場から逃走。道路交通法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)等の容疑で大阪地検に書類送検され、12月にガンバ大阪を契約解除により退団していた。

 そんなアデミウソンは2021年から武漢三鎮でプレー。中国挑戦1年目から11ゴール5アシストをあげるなど1部昇格に貢献すると、昨季はシーズン終盤になってレギュラーに定着。11ゴール4アシストと結果を残すとともに、1部リーグ優勝を成し遂げている。

 本人は今月、ブラジルメディア『UOL』のインタビューにて「クラブにとっても、自分にとっても、とても良い2年間だったよ。武漢三鎮での挑戦をした1年目に1部昇格を果たしたし、昨季はタイトルと(今季の)ACL出場権を獲得することが目標だった。まさか昇格1年目でチャンピオンになれるとはね。思ってもいなかったよ」と、ここまでの2シーズンに対する満足感をのぞかせる。

 また『UOL』の報道によると、アデミウソンと武漢三鎮の契約期間が残り1年であるとのこと。今季終了後の去就について質問を受けると「今季いい結果を残せたら、きっといいことがある。どこへ行くのか自分で決められるかもしれないね」と回答。

 『UOL』は同選手のコメントを受けて「彼は自分自身の将来について何も決めない方がいいと思っている。ブラジルを離れて8年になるが、今年12月になってから、(ブラジルに)戻りたいかどうか考えるつもりだという」と綴っている。

 ガンバ大阪退団後に中国で成功を収めているアデミウソン。将来的な母国復帰も視野に入れていると思われるだけに、ACLにむけてモチベーションが高いと考えられる。そのACLの舞台では、昨季のJ1覇者である横浜F・マリノスとの古巣対決が実現するかもしれない。