鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)
噂の移籍先:トッテナム・ホットスパー、バルセロナ、ボルシア・ドルトムント
昨2021/22シーズン、所属先のフランクフルトをヨーロッパリーグ優勝に導いた立役者の1人でもあるMF鎌田大地。今2022/23シーズンも変わらず存在感を放っている。カタールW杯の舞台では、明確な活躍をして見せたFW三笘薫やFW堂安律ら東京五輪組と比較しても目立った成果を上げられなかった鎌田。しかし、全試合に先発出場し強豪国の撃破に貢献。もともと高まっていた欧州での評価も相まって、各国名門クラブへの移籍の噂が絶えない状況にある。
複数の噂の中でも最も目を引くのは、現在ラ・リーガの首位を走るバルセロナだろう。しかし、仮に移籍が叶ったとしても出場は困難を極めると言える。フランクフルトでは、今季ボランチを務めることの多い鎌田だが、インサイドハーフやトップ下での起用も可能でプレーの幅は広がっている。しかし、いずれのポジションを見てもMFフレンキー・デ・ヨング(オランダ)やMFペドリ(スペイン)など、W杯で強豪国の主軸として活躍した選手たちが揃い、付け入る隙は無いに等しい。
一方で、1月に入りプレミアリーグのトッテナムも獲得に動いていることが報じられた。トッテナムの中盤と言えば、MFピエール・エミール・ホイビュア(デンマーク)やMFイヴ・ビスマ(マリ)というように、やはり各国代表選手が揃う。バルセロナと比べれば選手の質や層の厚さは下に感じられるが、それでも鎌田の移籍が成功する可能性は決して高いとは言えない先と言える。ただし、今季のトッテナムは得点も多いが同時に失点も中位以下のチームと同程度に多い。昨今のボランチ起用でボール奪取にも長けていることは証明済み。持ち前の冷静さも生かせれば、いまいち乗り切れないトッテナムに刺激を与えられる存在とも言えるのではないだろうか。
また、現在所属するフランクフルトと同じく、ブンデスリーガに属するドルトムントへの移籍の噂も出ている。常にリーグ王者のバイエルンを追いかけるドイツの名門クラブだが、今2022/23シーズンは勝ち点差こそ小さいとはいえ現在6位と低迷。バイエルンとの差は今季も埋まりそうにないのが現状だ。さらに、追い打ちをかけるように若くしてチームの軸とも言えるボランチのMFジュード・ベリンガム(イングランド)に移籍の噂が出ている。クラブとしても早急に即戦力を求めての鎌田獲得はありうる。鎌田にとっても、環境の変化と出場機会の懸念の両方が少ないという点では好条件だろう。しかし、26歳と選手として最盛期を迎えているだけに、キャリアを考えたときステップアップを躊躇している時間的な余裕が無いのも事実。実際のオファー状況は不明だが、近々ビッグニュースが舞い込むのかもしれない。
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