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伊藤洋輝のレギュラー白紙か。シュツットガルト監督交代でポジション変更も

伊藤洋輝 写真:Getty Images

 カタールW杯日本代表MF遠藤航(29)とDF伊藤洋輝(23)は、すでに所属先であるVfBシュツットガルトのトレーニングに合流。今月21日のブンデスリーガ再開初戦にむけて調整を行う中、伊藤洋輝がこれまでとは異なるポジションでレギュラー争いを繰り広げるようだ。4日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 遠藤航は昨季からキャプテンとしてチームをけん引する中、今季もここまで公式戦ほぼ全試合で先発出場。伊藤洋輝も主に3バックの一角でレギュラーに定着するなど、遠藤航とともに主力選手として活躍している。

 ただVfBシュツットガルトは今季のブンデスリーガ開幕から勝利できず、昨年10月にペッレグリーノ・マタラッツォ監督を解任。3勝5分7敗、勝ち点14の16位でカタールW杯開催による中断期間に突入すると、先月上旬にブルーノ・ラッバディア氏を招へい。新監督のもとトレーニングを積んでいる。

 そんな中『ビルト』は「シーズン後半戦に向けて、ラッバディアの狙いが徐々に明らかになってきた」と見出しをうち、VfBシュツットガルト新監督による起用法や戦術を展望。これによると、VfBシュツットガルトはこれまで3バックシステムが主に採用されていたが、ラッバディア新監督は「4-3-3」の布陣でシーズン後半戦へ臨むものとみられる。

 また伊藤洋輝については、左サイドバックでクロアチア代表DFボルナ・ソサ(24)とのポジション争いを演じるとのこと。ソサが筋肉系の問題によりトレーニングを欠席する中、『ビルト』は「伊藤洋輝は守備の安定性でソサよりも有利だ」と評している。

 なお遠藤航は、中盤の底(アンカー)のポジションで先発起用されることがほぼ確実とみられている。伊藤洋輝と遠藤航の活躍にさらなる期待がかかる。