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闘莉王は批判も…元広島MFが森保一監督擁護「浅野拓磨招集の理由は…」

森保一監督 写真:Getty Images

 森保一監督率いる日本代表は23日、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ初戦でドイツ代表と対戦。MF堂安律(SCフライブルク)やFW浅野拓磨(VfLボーフム)のゴールもあり、大金星をあげている。そんな中、かつてサンフレッチェ広島で森保一監督の指導を受けていたミハエル・ミキッチ氏が、同監督のW杯代表メンバー選考に言及した。24日、クロアチアメディア『Germanijak』が伝えている。

 カタールW杯の日本代表メンバー選考では、ロシアW杯出場の経験を持つFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)やMF原口元気(ウニオン・ベルリン)らが落選。FW古橋亨梧(セルティック)もメンバーから漏れると、南アフリカW杯出場メンバーの田中マルクス闘莉王氏をはじめ一部の日本代表OBが森保一監督を批判。負傷離脱中だった浅野拓磨の招集にも疑問の声が沸き起こっていた。

 しかし日本代表はカタールW杯優勝候補のドイツ代表を相手に2-1で勝利。浅野拓磨は83分に勝ち越しゴールを奪ったことにより、脚光を浴びている。

 かつてサンフレッチェ広島で浅野拓磨とともにプレーしていたミキッチ氏は、『Germanijak』のインタビューに対応。「森保一監督のもとで5年間プレーできて幸せだよ。彼にはドイツ戦が終わった後にメッセージを送ったね」と語っている。

 また同監督による代表メンバー選考については「森保一監督の選手選考に疑問を持つ者はいない。例えば浅野拓磨はケガで数カ月間戦列を離れており、あまりプレーしていなかったけど日本代表に招集した。なぜプレーしていない選手、コンディションの悪い選手を呼んだのか、誰も問題視しない。彼は選手によく練習をさせる。浅野拓磨を招集して正解だった」と主張。

 「日本ではシステムが最も重要なんだ。そこにいる選手全員が自分の責任を果たすことによって、結果がついてくる。私は日本代表がここからさらに良くなって勝利を収めると信じているよ」と、森保ジャパンにエールを送った。

 日本代表は27日にコスタリカ戦を控えているほか、来月2日にはW杯優勝候補のスペイン代表と激突する。ドイツ戦勝利で森保一監督に称賛の声が多く上がる中、サンフレッチェ広島時代の教え子であるミキッチも同監督を後押ししている。