明治安田生命J2リーグ・アルビレックス新潟は、バルセロナ下部組織での指導経験をもつアルベル・プッチ・オルトネダ前監督らの指導もあり、世界屈指のパスサッカーを実践。マンチェスター・シティに迫る驚異のデータを叩き出している。
国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関である『CIESフットボール・オブザーバトリー』は今月3日、「リーグ戦1試合平均のパス本数」を公表。2022シーズン、または2022/23シーズン開幕から9月26日までのリーグ戦を参考にしたデータではあるが、アルビレックス新潟は713本と1位マンチェスター・シティから41本差の2位に輝いている。
また日本代表FW古橋享梧(27)やFW前田大然(24)、MF旗手怜央(24)らを擁するセルティックは655本で12位にランクイン。アンジェ・ポステコグルー監督のフットボールスタイルが色濃く残る横浜F・マリノスも631本で19位となっている。
アルベル氏はかつてスペイン1部バルセロナのスカウトやアカデミーコーチを担当。アルビレックス新潟では2020年から2シーズンにわたり指揮を執っていたほか、今年からFC東京の監督を務めている。
一方のアルビレックス新潟は、松橋力蔵監督のもとJ2リーグ残り3試合の時点で首位に立っている。『CIES』公表のデータから、バルセロナのノウハウを持つアルベル前監督の影響が色濃く残っていることが実証された格好だ。
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『CIES』公表の「リーグ戦1試合平均のパス本数」ランキングトップ10
1位:マンチェスター・シティ(イングランド)-754本
2位:アルビレックス新潟(日本)-713本
3位:ベンフィカ(ポルトガル)-708本
4位:パリ・サンジェルマン(フランス)-693本
5位:マッカビ・テルアビブ(イスラエル)-682本
6位:リバプール(イングランド)-675本
7位:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)-671本
8位:FCカスピー(カザフスタン)-663本
9位:シャフタール・ドネツク(ウクライナ)-660本
10位:アヤックス(オランダ)-657本
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