Jリーグ 川崎フロンターレ

マルシーニョが川崎残留か!「アル・アハリが今秋獲得断念」と現地報道

マルシーニョ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ所属のブラジル人FWマルシーニョ(27)は、今月中のエジプト1部アル・アハリ移籍が噂されていたが、少なくとも今季いっぱいは川崎フロンターレに残留するようだ。3日、エジプトメディア『Kora11』が伝えている。

 マルシーニョの去就については、先月29日になって「アル・アハリがマルシーニョ獲得にむけて、川崎フロンターレとの交渉を進めている」と複数のエジプト国内メディアが一斉に報道。一方で川崎フロンターレ幹部がエジプトメディアによるマルシーニョ移籍報道を否定したと一部の日本国内メディアが伝えていた。

 ただそれでもエジプトメディア『Kora』は今月2日に「川崎フロンターレは移籍金300万ドル(約4億3400万円)を要求しているが、アル・アハリは200万ドル(約2億8900万円)までの減額を望んでいる。両者にとって満足のいく合意に達するために、クラブ間交渉が続いている」と報じ、クラブ間交渉破談を否定。

 くわえて『Sada El Balad』は「年俸100万ドル(約1億4000万円)の3年契約、各年度ごとに10万ドル(約1400万円)加算」という内容でアル・アハリと選手サイドが合意に達したと報道。移籍金の支払い方法を巡って、川崎フロンターレとの交渉が行われていると伝えていた。

 しかし『Kora11』が3日に伝えたところによると、アル・アハリはエジプト国内の移籍ウィンドウ最終日の今月10日までのマルシーニョ獲得を断念したとのこと。川崎フロンターレと同選手の契約期間を来年1月までと報じた上で、フリーとなるタイミングで再び獲得に乗り出す方針を固めたという。

 川崎フロンターレはリーグ戦残り4試合で首位横浜F・マリノスから8ポイント差の2位。J1優勝の可能性を残しているだけに、主力選手であるマルシーニョの残留はチームにとってプラス材料と言える。ただ一方で、同選手が来年1月にフリートランスファーにより退団する可能性があることが大きな問題となりそうだ。