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川崎マルシーニョが移籍決意か!アル・アハリOBがJリーグ批判展開も

マルシーニョ 写真:Getty Images

 川崎フロンターレ所属のブラジル人FWマルシーニョ(27)は1日、明治安田生命J1リーグ第31節・北海道コンサドーレ札幌戦で先発出場。川崎フロンターレが同選手の放出に否定的と伝えられる中、マルシーニョ本人は移籍を望んでいるようだ。2日、エジプト紙『Akhbar el-Yom』が伝えている。

 マルシーニョの去就については、先月29日になって「アル・アハリがマルシーニョ獲得にむけて、川崎フロンターレとの交渉を進めている」と複数のエジプト国内メディアが一斉に報道。一方で川崎フロンターレ幹部がエジプトメディアによるマルシーニョ移籍報道を否定したと一部の日本国内メディアが伝えるなど、同選手の去就に関する情報が錯綜している。

 またエジプト国内では、アル・アハリと選手サイドによる個人合意が伝えられているほか、エジプトメディア『Kora』は「川崎フロンターレは移籍金300万ドル(約4億3400万円)を要求しているが、アル・アハリは200万ドル(約2億8900万円)までの減額を望んでいる。両者にとって満足のいく合意に達するために、クラブ間交渉が続いている」と報じている。

 そんな中『Akhbar el-Yom』の報道によると、選手本人はすでにアル・アハリへ移籍する意思を固めているとのこと。アル・アハリは選手サイドの意向を川崎フロンターレ側に伝えており、エジプト国内の移籍ウィンドウ最終日の今月10日までの取引成立を狙っているという。

 またアル・アハリOBは地元ラジオ局の番組内で「日本サッカーの雰囲気は素晴らしい。だが、多くの外国人選手にとって生活習慣などの観点から日本で長い間プレーすることができない」とJリーグを批判。外国人選手にとってのJリーグのマイナス材料について自身の見解を述べている。

 なおアル・アハリはエジプト1部リーグを42度、国内カップ戦を37度、CAFチャンピオンズリーグ(アフリカサッカー選手権)も10度制した強豪。2019年8月から2020年10月まで鹿島アントラーズ前監督のレネ・ヴァイラー氏が指揮しており、2019/20シーズンの国内リーグ戦で優勝していた。

 また2021/22シーズンは首位ザマレクから7ポイント差の3位で終了。来月9日からCAFチャンピオンズリーグ・2次予選の1stレグを控えている。