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バルサ移籍ケシエ「イブラからは…」シャビ監督の直電にも言及【動画】

フランク・ケシエ 写真:Getty Images

 バルセロナは4日、ミランからコートジボワール代表MFフランク・ケシエ(25)を完全移籍により獲得したことを公式発表。会見に臨んだケシエのコメントをクラブ公式サイトが伝えている。

 ケシエは2017年夏にアタランタからレンタルでミランに加入すると、2019年夏に完全移籍へ移行。2020/21シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献し、セリエA年間ベストイレブンに選出された。そして2021/22シーズンには公式戦39試合に出場するなど、主力選手として11年ぶりとなるセリエA優勝に大きく貢献していた。

 ただ同選手はミランとの契約期間が今年6月までである中、クラブからの契約延長打診を拒否。2021/22シーズン終了後、契約満了によりミランを退団すると、今月4日になってバルセロナ加入が正式決定。バルセロナと2026年6月30日までの4年契約を結んだほか、両者の契約には5億ユーロ(約708億円)の契約解除条項が付帯されている。

ケシエのバルセロナ加入会見はこちらから(動画が表示されない場合はこちら


 そんなケシエは6日、バルセロナ加入の記者会見に出席。イタリア語で「今日から僕はバルセロナと一緒に素晴らしい日々を過ごす。僕の憧れのヤヤ・トゥーレ。彼のようなキャリアを築きたい」と同じコートジボワール出身でバルセロナに所属していたヤヤ・トゥーレへの思いを語った。

 またミラン時代のチームメイトであり、かつてバルセロナでプレーしていたスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(40)について聞かれると「イブラからは、『バルセロナは素晴らしい都市だ。君は幸せになる。ミランと同じくらい一生懸命プレーするように』と言われたよ」と答えている。

 ケシエはミラン時代に、チームメイトから「大統領」と呼ばれていた。そのことについてスペインのマスコミから質問を受けると「ミランにいた時、僕が駐車したのが(ベルルスコーニ元)大統領のために用意された場所だったんだ。みんなに移動しろと言われたけど、『今日から僕が大統領になる』と答えたんだよ。その日からみんな僕のことを『大統領』と呼んでいたね」とその起源を明かした。

 さらにシャビ監督の計画について質問が及ぶと、ケシエは「ポジション?僕は監督が望む場所ならどこでもプレーするよ。彼のプロジェクトで重要なことだからね。シャビのような素晴らしい監督から電話があったんだ、すべての努力が報われたと思ったよ。バルセロナに『ノー』とは言わないよ」と決意を口にしている。

 なお、会見に同席したバルセロナのジョアン・ラポルタ会長は「彼のような選手は他に誰もいない。我々は、監督の多くのリクエストに対応できる選手を望んでいた。期待に応えたよ」とケシエを歓迎している。

 新天地バルセロナでも監督から大きな期待を受けているケシエだが、プロキャリアでの獲得タイトルは2021/22シーズンのセリエAのみだ。バルセロナでもタイトル獲得にむけて努力することが求められる。