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ユベントス移籍破談も…PSG退団ディ・マリア「いつもバルセロナで…」

アンヘル・ディ・マリア 写真:Getty Images

 アルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリア(34)は、パリ・サンジェルマン(PSG)を2021/22シーズン限りで契約満了により退団。移籍先候補に挙がっているユベントスとバルセロナについて言及した。24日、アメリカのTV局『ESPN』が同選手のコメントを伝えている。

 ディ・マリアは2015年から7シーズンにわたりPSGでプレー。5度のリーグアン優勝を含めた18のタイトルを獲得しているほか、PSGの最多アシスト記録を樹立。クラブに対して1年間の契約延長を申し出たものの契約延長には至らず、先月21日に契約満了による退団が発表されている。

 また、同選手は今年11月開催のFIFAワールドカップ・カタール大会でのプレーを見据えて、来年6月まで欧州でプレー。その後、母国の古巣ロサリオ・セントラルで選手としての最後の期間を過ごすことを望んでいるとみられる。

 そんなディ・マリアの移籍先はユベントスが有力とみられているが、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアは両者が交渉を重ねて合意間近であると報じていた。

 一方でスペイン紙『アス』は、バルセロナがディ・マリアへの関心を強めていたものの、クラブの財政難とラ・リーガの採用するサラリーキャップとの兼ね合いで具体的な交渉は至らなかったと伝えている。

 その中、ディ・マリアは『ESPN』のインタビューに応じると「ユベントスはイタリア最大のクラブで、僕に興味を持っているクラブの1つだ。 僕はいつも(ユベントスのことを)考えてるよ。でも今は家族との休暇の時間を大切にしているんだ」とユベントス移籍の可能性に触れている。

 つづけて「バルセロナ? 世界で最高のクラブで、僕はいつもバルセロナでプレーしたいと思っていたんだよ…」とバルセロナに対して好意的なコメントを残した。

 なおイタリア国内メディアの報道によると、ユベントスはディ・マリア側の要望に応える形で年俸700万ユーロ(約10億円)の1年契約によるオファーを提示。しかし、数週間にわたり回答を保留とされ、交渉が破談に終わる可能性があるという。

 さらにユベントスはディ・マリアの獲得失敗に備えて、ローマ所属のイタリア代表FWニコロ・ザニオーロ(22)やサッスオーロ所属のイタリア代表FWドミニコ・ベラルディ(27)を代替候補にリストアップしたと伝えられている。